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人妻 吉井香苗(81)

貞操帯という言葉を聞いても、それが何のための物なのか、香苗はすぐには理解する事ができなかった。

装着された貞操帯の感触を手で確かめる。

中嶋の言うとおり、痛みは無いし違和感も殆ど感じない。布ではないが、柔軟性のある素材。穿き心地は少し厚い下着を穿いているような感覚だった。


中嶋 「奥さん、貞操帯ってどういう物か知ってます?」


その質問に香苗は小さく首を横に振る。

妙に楽しそうにしている中嶋だが、香苗は正直こんな事よりもさっきの続きをしてほしくて堪らなかった。

身体は火照ったままだし、特に下腹部の疼きは香苗の理性を吸い取ってどんどん大きくなってきている。

本当は〝早くして!〟と叫びたい。しかしそれを我慢して言えないのが香苗である。


中嶋 「へへ……そうですか、じゃあ奥さん、自分で自分のアソコを触って確認してみてくださいよ。」


香苗 「ぇ?」


中嶋 「アソコですよ、奥さんが大好きなオナニーをする時に刺激する所です。」


香苗 「……」


オナニーが大好き……そう言われても香苗は否定する事ができない。なにせ香苗はここ最近でかなりの回数の自慰行為をしてきたのだから。

オナニーが好きだという事を香苗は顔を赤くしながら無言で認める。

恥ずかしい、恥ずかしいけど、なぜかそれが気持ちイイ。

恥ずかしくて身体がカァっと熱くなる。その感覚が気持ちイイ。

そんな羞恥的な興奮を覚えながら、香苗は中嶋に言われたとおり、手をゆっくりと自分の股間へと移動させる。

香苗はその時思っていた。今自分でここを刺激し始めたら、きっとその手を止められない。

きっと恥ずかしいって思いながら、中嶋の前でオナニーを始めてしまうに違いない。

それくらいに身体は快感を欲してる。

クリトリスは残り僅かの理性を全て弾き飛ばすボタンだ。

それに触れれば、香苗は間違いなくあの言葉を発するだろう。

〝抱いてください〟〝入れてください〟と。

中嶋に抱かれるためならきっとどんな卑猥な言葉だって口に出せる。

淫乱な女になっちゃう。いや、淫乱な女になりたがっている自分がいる。


香苗 「ハァァ……」


自分の股間に刺激を与えようとしている香苗の吐息は、色気がたっぷり入ったものだった。

中嶋もその様子から香苗の心身が今どういう状態なのかを充分に理解していた。

主婦から女に、そして今は女から〝メス〟になろうとしている。

それを理解しているからこそ、中嶋は楽しくて仕方なかったのだ。


そして身体の芯から燃え上がる興奮とある種の期待を抱きながら、自分の陰部に触れた香苗。

しかし、それは寸前のところで阻まれる。そう、中嶋に取り付けられた貞操帯によって。


香苗 「ハァ……ハァ……ぇ……?」


濡れたアソコ。勃起したクリトリス。そこを刺激すればあの電流のように痺れる快感が得られるはずだった。

だが、香苗の指に伝わってきたのは無機質なツルツルとした感触だけだった。

少し強めに力を入れてみても、全く陰部に刺激を与える事はできない。

そこに立ちはだかる薄い素材が、香苗がしたい事を完全に無効化するようにして陰部をガードしていたのだ。


香苗 「中嶋さん……あの……」


中嶋 「理解できましたか?これが貞操帯です。これを着けている間、奥さんはSEXはおろか、オナニーもできないんです。」


香苗 「……ぇ……」


言葉を失う香苗。

一瞬中嶋が何を言っているのか分からなかった。しかしその言葉の意味を少しずつ理解し始めると、口を半開きにしてメスの表情を見せていた香苗の顔色が見る見る内に変わっていった。

次に中嶋が何を言い出すのか、自分がこれからどうなるのか、悪い予感が香苗の頭を不安にさせていく。


中嶋 「さっきも言いましたがこれは特注品の優れ物なんですよ。排泄行為は衛生的に行えるようなってますし、着けていても日常生活はある程度は普通に過ごせるんですよ。もちろんお風呂も入れます。まぁ生理がきちゃうと少し面倒ですけどね、そういう時は俺にメールしてください。対処の仕方を教えます。」


香苗 「メールって……どういう事ですか……あの……こんなの私……」


パニック気味の香苗。そんな香苗の問いに、中嶋は冷静な口調で答える。


中嶋 「遊びですよ、俺の。遊びに付き合ってくれるって、奥さん言ってくれたじゃないですか。」


香苗 「遊びって……そんな……」


中嶋 「言っておきますが、これは俺じゃないと絶対に外せないようにできてますからね、壊して外そうとしても無駄ですから。」


それから中嶋は「それでは」と言って鞄を持って立ち上がった。

そしてそのまま当たり前のように、裸に貞操帯だけを身に着けた香苗をおいて寝室を出ようとする。


香苗 「ちょ、ちょっと待ってください中嶋さん!」


中嶋の行動に焦った様子で思わずそう声を上げた香苗。


中嶋 「どうしたんですか?奥さん。」


香苗 「こ、こんなの困ります……こんな変なの……」


中嶋 「別にいいじゃないですか、SEXができないくらい。軽い遊びですよこれは。人間の楽しみは他にも沢山あるでしょ?家事にも集中できますし。まさか〝私は年がら年中SEXしか楽しみがないんです〟なんて、猿みたいな女なんですか?奥さんは。」


香苗 「そ、そんな事は……」


〝猿みたいな女〟

女性にとってはあまりにも屈辱的なその呼ばれ方を、香苗は受け入れる事ができない。


中嶋 「じゃあいいじゃないですか。近い内に外してあげますから、少しの間だけです。」


香苗 「……」


少しの間だけ。


……そうじゃない……私は今すぐにだって……我慢してきたのに……


もう喉まで出掛かっている言葉が出てこない。

あの刺激、あのボタンを触って理性を飛ばせば言える言葉。

でも触れない。言えない。

まだ理性が残ってる。


中嶋 「ほら、早く服を着ないと旦那さんが帰ってきちゃいますよ。」


そう言って中嶋は部屋を出て行き、玄関へと向かってしまった。

香苗はそんな中嶋を引き止める事ができずに、その場に立ち竦んでいた。

待って……待って!と心の中で叫ぶだけで声が出ない。

そして少しすると、ガチャンという玄関のドアが閉まる音が廊下に響いた。

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[ 2014/01/02 ] TB(0) | CM(0)

人妻 吉井香苗(82)

香苗 「……中嶋……さん……」


理性を失いかける程に大きくなってしまった性的な欲求と、中嶋に突き放されるようにして去られてしまった事への喪失感。

やり場のない気持ちと、苛立ちにも似た感情を持つと同時に、香苗は頭の中は混乱していた。


……ああ……どうして……意地悪だわ……


唇と口内に残った、中嶋とのキスの余韻。


香苗 「ハァァ……」


間違いなく、先ほど中嶋としていたキスは今まで生きてきた中で一番気持ちよかった。

身体が蕩けそうなほどに、濃いキス。

中嶋の温かい唾液。きっとどれだけの量を流し込まれても、全部飲めてしまったに違いない。

思わず自分の指を口にもっていき、咥える香苗。

1本、そして2本。

自分の舌に絡まってくる中嶋の長くネットリとした舌を想像する。

しかし、自分の指では到底それを再現する事はできなかった。


香苗 「ハァ……ハァ……」


咥えていた指を口から離すと、香苗はペタンと床に腰を下ろした。

そして陰部を覆った貞操帯を見つめる。

もう一度指で陰部を刺激しようとしてみるも、やはり香苗の願いは叶わない。

それを再認識して、香苗は落胆の色に染まったため息を吐き出す。


香苗 「……はぁァ……」


そして身体を丸めるようにして、両腕で自分自身を抱き締める。

静まり返った部屋の中で、なるべく何も考えないようにと努め、香苗は身体の中に溜まった熱がゆっくりと冷めていくのを待つ。

性欲を発散する方法が見当たらない状況である今の香苗には、これしか選択肢がないのだ。

10分程そうしていただろうか。疼きと熱はまだ大分残ってはいるものの、少し治まり始めていた。

理性を失いかけていた時とは違って、思考する力が少しだけ戻ってくる。


〝ほら、早く服を着ないと旦那さんが帰ってきちゃいますよ〟


中嶋の言葉が蘇る。

そうだ、早く服を着ないと祐二が帰ってきちゃう。

そう思って立ち上がった香苗は、急いで部屋着の服を着る。

貞操帯が薄い仕様であったから、服は難なく普通に着ることができた。

鏡の前で服装と自分の顔を確認する。

一見はいつも通りの自分がそこに立っているように思える。しかし下半身には明らかに貞操帯を着けられているという感覚がある。

中嶋といる時間、そして祐二の妻である時間は今まで別世界のものだった。

しかしこの貞操帯は、それが実は同じ世界で起きている事なのだと香苗に教えてくる。

中嶋に性行動を無理やり抑えられている。コントロールされているのだと、香苗は常に自覚しながら生活しなければならなくなってしまったのだ。

まだ、中嶋とのプレイは続いているんだ。

そんな事を考え始めるとまた、


香苗 「ァァ……ハァ……」


少しでも中嶋の顔を想い浮かべるだけで身体が熱くなってくる。性衝動が暴走しそうになる。

折角着た服を、再び全部脱ぎたくなってしまう。

裸になって自慰行為に没頭したい。めちゃくちゃになりたい。だらしない程に淫らな女になりたい。

でも、それができない事は分かっているから、服に掛けた手はギリギリのところで止まる。

そしてまた熱が静まるまで香苗はじっと耐えるのだ。



結局、祐二が帰ってきたのは中嶋が部屋を出て行ってから1時間後の事だった。

いつも通り香苗は「おかえり」と言って、祐二は「ただいま」と言う。


祐二 「あ~腹減った、今日何?」


香苗 「……え?何って?」


祐二 「ご飯だよ、今晩の。」


香苗 「あ、そっかごめん……えっと、何作ったっけ……あ、そうだ、シチューだよ。」


祐二 「おお良かったぁ、ちょうど温かいスープ系食べたかったんだよ。」


祐二は晩御飯のメニューを聞いただけで凄く嬉しそうな笑顔を香苗に見せていた。

きっと〝ささやかな幸せ〟というやつを感じているのだろう。

待ってくれている妻がいて、温かい食事を用意してくれている。そういう幸せ。


祐二 「大盛りな、大盛り。すげぇ腹減ってるからさ。」


香苗 「うん……わかった。」


そう小さく返事をして、香苗は祐二に背中を向けてキッチンへと入っていく。

いつも通りに振舞おうとしても、やはりどこか元気のない香苗。

でもその原因は前のように祐二に対する罪悪感があるからではない。

今はもう違うんだ。

中嶋との時間と、祐二との時間が繋がってしまっている今、香苗にとって祐二との
時間は物凄く退屈なものになってしまっていたのだ。

いつも通りに過ごせる祐二との時間は、幸せを感じる時間だったはずなのに……。

今はどうしようもなく、つまらない。


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[ 2014/01/02 ] TB(0) | CM(2)

人妻 吉井香苗(83)

その日の夜、祐二はベッドの中で香苗を待っていた。

香苗は今、風呂に入っている。

いつもなら仕事の疲れで先に寝てしまう祐二だが、今日は違う。

妙に目が冴えている。

それはきっと、先日夫婦で行った旅行先での記憶がまだ鮮明に残っているからだろう。


あの夜、旅先の旅館で祐二は久しぶりに香苗と身体を重ねた。

その時、祐二は妻である香苗の魅力に、新鮮な興奮を覚えたのだ。いや、衝撃と言ってもいいかもしれない。

浴衣を脱がせ、香苗の裸を見た瞬間、脳みそがグラグラと揺れる程の興奮が、祐二の全身を貫いた。

自分が結婚した、自分と一生を共にすると誓ってくれた妻は、こんなにも美しかったのかと。

妻の裸から放たれる女の魅力、女のオーラ。

それに反応して血液が下半身に集まっていき、息は荒くなっていく。

久しぶりに発情してオスになってしまった。

そこからはもう、無我夢中で香苗の身体を貪った。

そして異常な興奮であっという間に射精を我慢できなくなってしまった祐二。

しかしそれでも勃起は治まらず、2回目に突入した。

一晩で2回も射精してしまうなんて、何年ぶりだろうか。

まだ女の身体を知らなかった高校時代の、女に対するあのドロドロとした性欲が蘇ってくるようだった。


結婚して数年、初々しさというものが段々と夫婦から無くなってきて、正直セックスに関してもマンネリ化している感じもあった。

しかしそれは仕方のない事だと祐二は思っていたし、元々2人はセックスにそれ程執着するタイプではなかったから、特に問題はないと考えていた。

セックスの回数が減ったからと言って、香苗への愛情が減った訳ではない。

俺達夫婦は、言わばそういう領域に達したのだ。

つまり、お互いを想う愛情はあって当たり前。今更それを確認する作業は、あまり必要が無いのだと。


しかしどうだろう、旅先で久しぶりに感じたあの興奮。

改めて見た妻の身体は、明らかに結婚当初とは違っていた。

なんというか、成熟した女性の身体、そんな印象だった。

思えばセックスと言ってもいつも暗くした寝室でベッドの中でしていたから、じっくりと香苗の身体を観賞する事なんて殆どなかったのだが、それにしてもいつの間にこんなに色っぽくなったのだろう。

男心をガッツリ掴まれた。惚れ直したと言うべきだろうか。

夢中になっていたのはあの晩だけではない。今日も仕事中は、家に帰って香苗とする事ばかりを考えてしまっていた。

香苗は元々美人だ。友人や同僚にもいつも羨ましがられる。

そして今は少し歳を重ねた事によってさらにその美しさに磨きが掛かっている。

祐二は妻が香苗であるという優越感を、改めて感じざるを得なかった。

こんなにも俺に一途に尽くしてくれて、こんなにも美しい女性が妻なのだから。

最高だ。


今日は一日中機嫌が良かった祐二。

同僚にも「何か良い事でもあったんですか?」と聞かれてしまった。

今日は帰ったら香苗を沢山抱こう。

香苗は俺を愛してくれている。香苗は俺の妻だ。

香苗の、あの綺麗で魅力的な裸を見れるのは世界で俺だけだ。

香苗は俺の全てを受け止めてくれるだろう。

いや、きっと喜んでくれる。

綺麗になったねと言ってあげよう。

恥ずかしがりながらも嬉しそうにする香苗の顔が思い浮かぶ。

男としてなんて幸せなんだ俺は。


ベッドの中で思わずニヤニヤと笑ってしまう祐二。


祐二 「ダメだ、これじゃただのエロいオッサンじゃないか。」


でも抑えきれない。香苗への愛情と、欲情した気持ちを。

そして、香苗の夫である祐二はそれを我慢する必要はないのだ。

祐二にはその権利がある。

それが嬉しくてたまらない。


そして祐二がそんな浮かれ気分に浸っていると、寝室のドアがゆっくりと開いた。

風呂から上がって髪を乾かし終えた香苗が、心地良いシャンプーの香りを漂わせながら、寝衣姿で入ってきたのだ。


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[ 2014/01/02 ] TB(0) | CM(0)

人妻 吉井香苗(84)

なぜか祐二は香苗が寝室に入ってきた瞬間から目を閉じて、寝たふりをしていた。

だから香苗は祐二がすでに眠りに入っていると思ったのだろう。起こさないようにとゆっくりと布団を捲り、入ってくる。

すると布団の中にフワッと香苗の甘い匂いが舞い込んできた。

もうその匂いだけで今の祐二を男からオスに変貌させるには充分だった。

祐二が閉じていた目を開き、顔を香苗の方に向ける。

香苗は祐二に背中を向ける格好で横になっていた。

枕に流れる艶々とした黒髪。髪が綺麗なところも香苗の魅力の1つだ。

後ろからギュッと抱き締めたい衝動に駆られる祐二。

すでにこの時点で祐二は興奮状態であり、アソコは硬く勃起していた。

もう我慢できない。

そしてそっと香苗の肩に手を伸ばす。


祐二 「なぁ、香苗。」


祐二がそう声を掛けて肩に触れた瞬間、香苗は少し驚いてしまったのか身体をビクンと震わせた。


香苗 「えっ?……はぁ、ビックリした、祐二まだ起きてたの?」


祐二 「うん、なんか眠れなくてね。」


香苗 「早く寝ないと明日朝辛いよ。」


祐二 「寝坊しなければ大丈夫だよ。いつものように香苗が起こしてくれるんだろ?」


香苗 「そうだけど。」


祐二 「なぁ、香苗ってさぁ、なんでこんなに良い匂いがするんだ?香水付けてないんだろ?」


そう言って祐二が香苗の髪を手で撫でながら鼻を近づける。


香苗 「香水なんて嫌いだから殆ど付けないわよ、シャンプーの匂いじゃないかな。」


祐二 「髪だけじゃないよ、身体からも良い匂いするし。」


鼻から大きく息を吸いながら、祐二はその香りと共に香苗の身体を両腕で抱き締めた。


香苗 「ぇ……ん、どうしたの?急に。」


急に抱きついてきた祐二に、少し動揺した様子で祐二の顔を見つめる香苗。


祐二 「ハァ……香苗……好きだよ……」


香苗 「祐二……ン……」


祐二はさっそく香苗の胸を触り、揉み始める。

寝衣の上からでも分かる香苗の乳房の柔らかさ。

これで香苗も、祐二がどうしてこの時間まで起きていたのかを理解しただろう。

その流れのまま、祐二は香苗にキスを迫ろうとする。

しかしそこで香苗はとっさに祐二の動きを止めようとした。


香苗 「ちょ……ちょっと待って祐二……」


祐二 「ハァ……いいだろう?香苗……」


祐二はそう言って自分の股間を香苗の太腿に押し付けるようにして自分の興奮を伝える。

香苗も硬くなった祐二のペニスには気付いているようだった。


香苗 「この前したばっかりじゃない……」


祐二 「あぁ、あの夜の香苗は凄く綺麗だったよ。気持ちよかった。だから今日もしたいんだよ。」


香苗 「祐二……」


祐二 「香苗さ、最近また綺麗になったよな。俺、惚れ直しちゃったよ。」


そんな普段では絶対に言わないような甘い言葉を口走って、祐二は再び香苗にキスを迫る。


香苗 「ン……ン……」


唇が触れるだけのキスから、徐々にディープなキスへと変えていこうとする祐二。

少しだけ開いた香苗の口内に舌を侵入させると、香苗の舌も小さく反応をみせる。

こういう香苗の控えめなところも祐二は好きだった。

香苗は口の中まで甘い味をしている。

キスをしているだけでも〝ああ、俺は香苗の全てが好きなんだな〟と、心の底から思えた。


祐二 「チュパ……ハァ……香苗、もう我慢できないよ……ハァ……」


今日は愛撫にもじっくり時間を掛けようと考えていた祐二だったが、異常な程に膨れ上がった興奮がその冷静さを失わせていた。

息を荒くしながら胸を触っていた祐二の手が、香苗の下半身へと移動する。

しかし次の瞬間、その手の動きを察した香苗の目がパッと見開く。


香苗 「い、嫌っ!!だめっ!!」


そして下半身を触ろうとしていた祐二の腕を、香苗の手が寸前の所でガッシリと掴んでそれを阻止した。

突然の香苗の拒否反応に、祐二は困惑の表情を見せる。

しかもその香苗の様子というのは、何か普通ではなかった。


祐二 「ど、どうしたんだ?香苗……」


香苗 「ダメッ……ダメなの……」


祐二の顔から視線を外し、そう弱々しく呟いた香苗は、祐二の腕を力強く掴んだまま放そうとしない。

なんとしても触られたくない!といった感じだ。


祐二 「何がダメなんだ?この前旅行でしたばかりだからか?」


確かにこんなに短い間隔でセックスをするのは、今までの祐二と香苗のペースではない。

だが、普通の夫婦なら1日空けてするくらいは普通だ。寧ろ中には毎日のようにしている夫婦だって多くいる。

やっぱり香苗はこういう事に関して淡白なのだろうかと、祐二は思ってしまう。

だがそれを今更言うわけにはいかない。

今までは祐二だってそれ程積極的ではなかったのだから。


香苗 「違うの……今日は、ダメなの……」


今日はダメ。その言葉で祐二は香苗が何が言いたいのか勝手に理解した。


……そうか、香苗は今日はできない日なのか……


そう、女性であったら必ず来る〝あの日〟だ。

それなら、男は諦める他ない。


祐二 「そうだったのか……ごめん。」


香苗 「ううん……ごめんね、なんか。」


お互いに謝った所で、香苗はやっと祐二の腕を放した。

しかし太腿に当たっている祐二のペニスは硬いままだ。

香苗はそれを理解しているからなのか、申し訳なさそうな顔をしている。

祐二自身も、中途半端な所で行為が止まってしまい、正直ガッカリしていた。

この興奮は自然にはなかなか醒めてくれそうにない。

溜まったものを吐き出さないと、きっと寝ることすら困難だろう。

少し気まずくなったのか、少しの間沈黙するふたり。


祐二 「……。」


香苗 「……。」


すると、香苗がじっと祐二を見つめてきた。

それは香苗からのサインだった。

何をしてほしいのか、香苗は目を見ただけですぐに察してくれた。そう感じて祐二は嬉しい気持ちになった。


祐二 「香苗……」


そして香苗は何も言わずに、布団の中に潜り込み、ゆっくりと祐二の寝間着とパンツを降ろし始めた。

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[ 2014/01/02 ] TB(0) | CM(0)

人妻 吉井香苗(85)

布団の中で下半身を露出する格好にされた祐二。

そしてすぐに香苗の手がペニスを握ってきた。

女性らしい細く柔らかな手に包まれた男根は、さらにその硬さを増す。


祐二 「ぁぁ……」


香苗の手が触れただけでビクッと敏感な反応を見せる祐二のペニス。

今日一日、この瞬間をずっと待ち望んでいたからなのか、祐二は自分自身の下半身をコントロールできない程の興奮状態に陥っていた。

勃起率はすでに最高潮にまで達している。

まだ殆ど刺激を受けていないというのに、もう射精感が込み上げてきそうだった。

しかし、まさか夫がすでに達しそうになっているとは思っていない香苗は、そのまま優しく手を上下に動かしてペニスを扱き始める。

ゆっくりじっくり、これから徐々に性感を高めていこうという丁寧な手つきだ。

だが祐二にはこの愛撫をじっくり味わう余裕などなかった。


祐二 「ハァ……ぁ……香苗っ……ハァ……ああ……ダメだ……ちょっと、香苗、待ってくれ。」


あと一擦りで出てしまう。そこまで性感が高まった所で、祐二は香苗の手を慌てて止めた。


香苗 「ぇ?ごめん痛かった?」


すぐにペニスから手を放して謝る香苗。


祐二 「いやそうじゃないんだ、もう少し軽く握ってくれると良いかも……」


香苗 「もっと弱く……?このくらい?」


香苗は祐二に言われた通り、力を入れないようにと気を付けながらもう一度ペニスを握り、上下運動を再開する。

だがそれにも関わらず、祐二は再開から20秒くらい経ったところで、込み上げてくるものを我慢する事ができなくなってしまった。


祐二 「ハァ……ああっ香苗……ダメだ……もう……ぁぁ……」


香苗 「えっ?」


香苗の手の中でドクンドクンと脈打ちながら射精を始めてしまった祐二のペニス。

なんと香苗が手で扱き始めてから1分程で、祐二は早くも果ててしまったのだ。

亀頭の割れ目からドロッと溢れる白濁液。

それは射精という呼び方には相応しないような、弱々しく勢いのないものだった。

量は小さじ一杯程度だろうか。

それがトロっと香苗の手に付着する。


香苗 「……。」


祐二があまりにも早く果ててしまった事に、香苗はあっけらかんとした表情をしていた。


祐二 「ハァ、気持ち良くて出ちゃったよ……ハハ……興奮し過ぎだな、俺。」


そう言って力なく笑う祐二。

香苗はそんな祐二の言葉を聞いて小さく微笑むと、無言で手に付いた少量の精液をティッシュで拭き取った。

そしてベッドから立ち上がりゴミ箱にティッシュを捨てると、「手洗ってくるね」とだけ言い残して寝室から出ていった。




祐二 「はぁぁ……」


ひとりベッドに残された祐二は、仰向けに寝た状態で天井を見つめながらため息をつく。

今日は興奮度が高かってせいか、いつもよりも早くに射精に達してしまった。

しかしだからと言っていつも持久力があるわけではない。

祐二は性行為が始まってだいたい3分以内に達してしまうのだ。ゆっくり腰を振ろうとも、それ以上したことはない。

自分が早漏だという事は昔から自覚している。それは祐二にとっての密かなコンプレックス。

だから祐二は自分が早漏だという話を誰にもしたことは無い。

男の友人達にはもちろん、妻である香苗ともそれについて話をした事はない。

男が持っている変なプライドというやつだろうか。自分が早漏だという事を口に出して言いたくなかった。

正直、香苗と付き合い始めてから初めてセックスをするまでは不安だった。どう思うわれるんだろうと。

だが、その不安はすぐに消えた。

香苗は自分に抱かれる時、いつも幸せそうな表情をしているし、満足そうだ。

「早いよね」だとか「もうちょっと感じていたい」だとか、そういう不満は言われた事がない。

だから祐二はある程度の自信を持っていた。自分のセックスは充分妻を満足させているのだと。

妻に満足感を与えているなら早漏とは言わないじゃないかと、自分自身に言い聞かせていた。

しかし、早漏というのは相手だけでなく自分自身の満足度にも影響してくる。


祐二 「……。」


祐二は手を移動させ、自分で自分の股間を触った。

まだ勃起している。

快感を感じる時間が短かったために、まだ性欲が完全には発散できていないようだ。

いつもなら射精した後は、子供のような小ささに縮んでしまうのだが、今日はやはり興奮度が違うらしい。

もう一度してもらいたい。

そんな気持ちに祐二が駆られていると、香苗が寝室に戻ってきた。

そして香苗が布団の中に入ってきて少ししてから、祐二はまた「なぁ香苗」と声を掛ける。


香苗 「ん?どうしたの?」


祐二 「手洗ってきてもらったのに悪いんだけどさ……」


少し言い辛そうな言葉使いでそう頼みこむ祐二。


香苗 「ぇ、また?」


祐二 「うん、なんか治まらなくってさ。嫌?」


香苗 「……ううん、そんな事ないよ。さっきみたいでいい?」


祐二 「うん、頼むよ。」


香苗がさっきと同じように布団に潜り込むと同時に、祐二はお願いしますと言わんばかりに自分から寝間着と下着を脱いだ。

香苗は嫌な顔ひとつせずに受け入れてくれる。それが祐二は嬉しかった。


祐二 「ごめんな、また手汚しちゃうかも。」


香苗 「……大丈夫だよ。」


その香苗の優しい声を聞いて、祐二は安心して事が始まるのを待っていた。

しかし少し時間が経っても、それはなかなか始まらなかった。

香苗は祐二のペニスをじっと見つめて、考えていたのだ。

そして祐二が「香苗?どうした?」と言って身体を起こそうとした瞬間、股間に快感が走った。

しかも先ほどとは違う、ネットリとした温かさを感じる。


祐二 「ん……ハァ……香苗!?」


意表を突かれたような快感に驚きながら、祐二が視線を下に向けると、そこには自分の陰部に顔を埋める香苗の頭が。

そう、香苗はフェラチオを始めたのだ。

香苗はすでに祐二のペニスを根元まで咥えている。

そして口の中で先端の亀頭を舌で刺激してきた。


祐二 「ああ……香苗っ……」


亀頭への刺激を続けた後、今度は頭を上下に動かしてペニスを口で扱き始めた香苗。

唾液を沢山まぶしているのか、ジュパッジュパッという卑猥な音が寝室に鳴り響く。

思わず腰が浮いてしまう程の凄い快感だった。

手でしてもらった時とは比べ物にならない程の気持ち良さだ。


祐二 「ハァァ香苗……凄く良いよ……ぁぁ……」


香苗はフェラチオをしながら、さらに手で祐二の玉袋もマッサージするように触ってきた。

もちろんそれも祐二の性感をさらに高めていく。

祐二は広がる快感に悦びを感じながらも、内心香苗に対する驚きを感じていた。

フェラチオは過去にも何回かしてもらった事はある。

しかし、今してもらっているのは今までしてもらったものとは全く違う。


……香苗……いつの間にこんなに上手くなったんだ……?


そんな考えが頭を過ぎったが、興奮と気持ち良さですぐに頭の中から打ち消されてしまう。


ジュパジュパジュパジュパ……!!


頬を凹ませて激しくフェラチオをする香苗。

溜まっていた性欲がまるで香苗の口に吸い取られていくようだった。

あまりの快感に女性のような声を上げてしまう祐二。


祐二 「アア……ハァ……」


それが2分くらい続いただろうか、少し前に一度射精しているにも関わらず、祐二はもう射精感が込み上げてくるのを感じていた。

早漏は祐二のコンプレックス。だから少しでも長く保ちたいと我慢する。

肛門に力を入れて、射精感を押さえ込む。

しかし香苗のフェラチオはそれを簡単に吹き飛ばしてしまう程の快感を与えてきた。


……くっ……ああダメだ……気持ち良過ぎる!……


祐二 「香苗っ……もう…ァァ……」


祐二があと少しで達してしまう事を知らせる声を発しても、香苗はペニスを口から放そうとはしない。

それを祐二は香苗からの返答だと受け止めた。

〝そのまま出していいよ〟と。


祐二 「ああ……イク……ああ香苗ッ!ハァアッ!」


そして祐二は自分の腰辺りに触れていた香苗の手を掴んでグッと握ると、快感に腰を浮かせながら、愛する妻の口内に今日2度目の射精をした。

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