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人妻 吉井香苗(101)

その日から中嶋は毎日のように香苗を抱きに来た。

まさに絶倫と言っていい程の精力を持っている中嶋。

しかしそれでも香苗はその全てを受け止めていた。

中嶋との関係がハッキリしたものになってから、香苗の1日の生活、その過ごし方は変わった。

午前中は家事、そして午後は夕方まで中嶋とのSEXに明け暮れる。そんな毎日の生活。

もう何度あの夫婦のベッドで中嶋に抱かれた事だろう。

そのために香苗は新しい布団用シーツを何枚か購入した。

毎日洗濯、交換をし、臭いが残らないように。

そしてある日は、ラブホテルで身体を重ねた。

近所の目を気にして、マンションから離れた場所で待ち合わせ。
そこから中嶋の車でホテルに向かう。

車に乗った男女。それを見た街行く人々は、何の疑いもなく2人は恋人同士か夫婦だと思う事だろう。

だからなのか、香苗にとってはマンションの部屋でSEXをしている時よりも、寧ろこの車で移動している時の方が強く実感してしまう。自分は今、不倫をしているのだと。

街を離れ、自分を知っている人間はいないであろう地で、中嶋と香苗は車内で大胆なキスをした。

信号待ちで止まった車、助手席と運転席の間で抱き合いながらのディープキス。

車内と言っても昼間の時間帯だ。車内で何をしているかは外から丸見えの状態。当然、他の車に乗っている者や横断歩道を歩く人々がチラチラとこちらに視線を送ってくる。

そんな視線を感じながら、2人は周囲に見せつけるようなキスをした。

そしていつもとは違うそのキスで火が着いた2人は、ホテルに到着するなり激しくお互いの身体を貪った。

溢れ出る性欲を爆発させて、汗だくになりながらのSEX。

マンションの部屋とは違い、何もかもを我慢しなくてもいい環境は、そのSEXを格別なものにした。


中嶋との性行為に、マンネリという言葉はない。

これでもかと言うくらいに絶頂し満足感を得ても、次の日にはまた欲しくて欲しくて堪らない気持ちになってしまう。

そしてその中で香苗は新たな世界にも足を踏み入れた。

それは、アナルセックスだ。

本来性行為に使うべき所ではないその場所を、香苗は中嶋からの要求により差し出したのだ。

これまで女として生きてきて、まさか自分が肛門で男性器を受け入れる日がくるとは、想像すらしてこなかった。

だから正直不安はあった。しかし中嶋はこういったプレイにも慣れているようだったし、何より、夫にも触らせた事のないその秘所を開発されるという事実が、香苗に興奮をもたらしていた。

徐々に肛門を拡張されて、中嶋専用の身体に調教されていく事への興奮、悦び。

そして数日で香苗のアナルは中嶋のペニスを受け入れるようになった。

女性器に入れられるのとは違う感覚。

ヴァギナへの挿入ではハッキリとした快感を得られるが、アナルへの挿入はそれとは違う、肛門を拡げられ、直腸内に男のペニスを入れられているという、強い非征服感を味わう事ができる。

最初の頃は「フゥ……ゥ……フゥ……フゥ……」と、苦しそうに息を切らせていた香苗。

たっぷりのローションを使っていても、極太ペニスの出し入れに肛門は熱くなる。

しかしその苦しさと熱さが快感に変わるのには、それ程時間は掛からなかった。

やがて香苗は、中嶋とのアナルセックスで切ないあえぎ声を漏らすようになったのだ。


香苗 「ン……ハァアア……ああ……ふぅ……アア……」


そして最後に直腸内に射精され、ペニスを引き抜かれた香苗の肛門は、一定の時間閉じる事を忘れてしまったかのように開きっぱなしになる。

中嶋はその様子をじっくり観賞するのが好きだった。

500円玉くらいの大きさに開ききった香苗のアナル、その奥にはドロっとした中嶋の精液が溜まっているのが見える。

そしてその開いた肛門は、まるで呼吸でもしているかのように閉じたり開いたり、その口をパクパクと卑猥に動かすのだ。

四つん這いの格好でそれを男に見せつける人妻。

なんと下品な光景だろう。

まさに変態。

しかしこれが香苗の本当の姿なのだ。

あの明るくて元気で、夫のために一途に尽くしていた祐二の妻、吉井香苗の本当の姿なのだ。


中嶋 「へへ、良いですねぇ、凄くセクシーですよ。」


そんな事を言いながら、デジタルカメラを取り出し、香苗のその姿を撮影する中嶋。

一般向けのカメラとはいえ高性能なそのカメラは、アナルやヴァギナをアップで撮影すれば、シワの1本1本、陰毛の1本1本までクッキリと写し出してしまう。

最近中嶋はこのようにしてカメラを使い、香苗とのSEXを撮影して、画像や動画にして保存するようになっていた。

所謂ハメ撮りというものだ。


香苗 「ハァ……ああ……恥ずかしい……」


これも最初こそ撮影に抵抗があったものの、今の香苗が中嶋からの要求を断ることはない。

中嶋の女になる事を誓ってしまったあの日から、絶対従属の関係はすで完成してしまっていたのだ。


……恥ずかしいけど……中嶋さんがしたいなら……


と、そんな気持ちになってしまう。

中嶋のカメラ、そのデジタルデータの中には、他の誰もが知らない、本当の香苗の姿がしっかりと保存されている。

決して嫌々撮られている姿ではない。

夫以外の男に抱かれ、よがり狂いながら悦ぶ香苗の姿がそこにはあった。

中嶋は香苗との関係を、香苗の身体だけにではなく、このような形でしっかりと事実として残していったのだった。

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[ 2014/01/02 ] TB(1) | CM(0)

人妻 吉井香苗(102)

香苗が中嶋と関係を結んでから、もう2ヶ月以上が経っていた。

SEXの快楽に溺れる毎日。

しかしそんな日々の中でも、香苗は主婦としての家事もしっかりこなしている。

だから夫である祐二には中嶋との事はバレていない、香苗はそう自分で思っていた。

もちろん、いつか何かの切っ掛けで知られてしまうのではという恐怖感はある。

香苗は不倫をしているのだ。心置きなく日々を過ごせるわけがない。

そんな日々に香苗の心は疲れ果ていた。

なのに中嶋とのSEXはやめられない。

しかしそんな日々にもついに変化が訪れることになる。


ある日香苗は、買い物に行く為に部屋を出たところで隣人である恭子と出くわした。

そう、あの中嶋の恋人でもある恭子だ。

おそらく恭子がこの部屋に引っ越してこなければ、香苗が中嶋に出会う事は一生無かっただろう。ましてや不倫関係になる事も。

ここ最近はずっと恭子の仕事が忙しかったからなのか、顔を合わせる事はなかった。

しかし香苗にとって恭子は良き友人のはずだった。

恭子が引っ越してきたとき、新たな友人ができたと喜んでいた事を思い出す。

だからその分、余計に気まずい雰囲気が漂う。

先に声を掛けてきたのは恭子の方だった。


恭子 「あ、香苗さん、こんにちは。」


香苗 「こ、こんにちは。」


恭子 「買い物ですか?」


香苗 「えぇ……」


恭子 「私、今日久しぶりに休みなんですよ。」


香苗 「そうなんだ……。」


エレベーターは1つしかない。

そのまま2人は共にエレベーターの中に入る。

香苗の動揺した態度は分かり易いものだった。

エレベーターという狭い個室の中で、その気まずい雰囲気はさらに充満した。


恭子 「……」


香苗 「……」


沈黙が続く、重苦しい空気。

自分と中嶋との関係を、恭子は知っているのだろうか。そして知っているとしても、どう思っているのだろうか。

そんな考えが香苗の頭の中をグルグルと回る。

友人の恋人とあんな関係を結んでしまうなんて、自分自身でも信じられないくらい最低な行為だ。

なぜこんな事になってしまったのか、今となっては分からない。

しかし事実、ここ2ヶ月の間、香苗の頭の中にその罪悪感はなかったし、友人である恭子の事は考えてこなかった。

だからなのか、恭子の顔を見た瞬間、パニックに陥ったように混乱してしまう。

その場から早く逃げ出したかった。

このエレベーターの中にいると、苦しくて窒息してしまいそうだ。

そんな中でこの沈黙を破ったのも、恭子の方だった。


恭子 「祐二さんも最近仕事がさらに忙しくなってるみたいですね。祐二さんは元気ですか?」


香苗 「え……?」


突然夫の祐二の事を聞かれ、なんと答えたら良いのかわからなかった。

祐二が元気かどうか?

夫が元気かどうか、香苗はよく知らない。

確かに恭子の言うとおり、祐二はここ2ヶ月くらいでさらに忙しく働いていた。

帰りが遅くなったり、時には会社に泊まりこみなんて日も多くなっていた。

最近の祐二は、どんな顔をしていたか。

疲れた顔か、元気な顔なのか、香苗は全く見てなかった。

だから香苗は知らない。

知らない事を聞かれたから、夫の事を聞かれたから、香苗はどう答えたら良いのか分からないのだ。


香苗 「……。」


恭子 「……香苗さん、実は私、少し前に電車の中で祐二さんと一緒になったんですよ。」


恭子が言い出すことが全て思ってもみなかったことで、香苗は何も言えずただそれを黙って聞いていた。


恭子 「祐二さん言ってましたよ。仕事は大変だけど、1日の内で香苗さんの料理だけが唯一の楽しみだって。」


香苗 「ぇ……」


恭子 「私も香苗さんくらい料理が上手だったらなぁ。」


恭子がそう言ったところで、1階に到着したエレベーターのドアが開いた。

しかし恭子はその場でこう続ける。


恭子 「私羨ましいなぁ……香苗さんと祐二さんみたいな夫婦。」


そう呟き、エレベーターを出る恭子。


恭子 「じゃあ私、行きますね。」


ただそこに立ち尽くす香苗を置いて、恭子はマンションを出て行く。

香苗には分からなかった。

恭子がなぜそんな事を言ってきたのか。

ただ、恭子の言葉を聞いた香苗の心が、何かに強く締め付けられている事だけは確かだった。

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[ 2014/01/02 ] TB(1) | CM(1)

人妻 吉井香苗(103)

中嶋 「ん?今なんて言ったんだ?」


中嶋は恭子の部屋のソファで寛ぎながらそう聞き返した。


恭子 「だから、もう香苗さんには会ってほしくないの。」


恭子の表情は真剣だった。

そしてそれと同時にどこか悲しげでもあった。


中嶋 「ハハッ、急にどうしたんだよ恭子。」


そう言ってソファから立ち上がると、中嶋は恭子の傍まできて肩に手を回す。


恭子 「やめて欲しいの。」


中嶋 「恭子、そういう方面は自由で良いって言ってくれてたじゃないか。気が変わったのか?」


恭子 「そう、変わったの。だから止めて。」


中嶋 「ハハッ、おいおい本気で言ってるのか?」


中嶋は笑っているが、恭子の表情は変わらない。


恭子 「本気よ。止めてくれないなら……私……。」


中嶋 「……どうするんだよ。」


恭子 「別れるわ……もう私の部屋には入れない。」


中嶋 「へぇ、そうか。恭子はそれでもいいのか?俺が居なくなっても。」


恭子の言葉を聞いて、中嶋が動揺している様子はない。

寧ろ落ち着き、余裕さえ感じる。


恭子 「いいわ。でも、英治だって私が居なくなったら困るでしょ?……その……お金とか……。」


恭子の目には涙が溜まっていた。

この時、お金という言葉を使った恭子には、なにか覚悟のようなものがあったのかもしれない。



数日前の事だ。

仕事帰りの電車の中で、恭子は香苗の夫である吉井祐二と偶然にも会った。


祐二 「あれ、恭子さん?こんばんは。」


恭子 「え?あ、祐二さん、こんばんは。」


お互い働き盛りであるサラリーマンとOLは、共に少し疲れが顔にでていた。


祐二 「相変わらず恭子さんも、こんな遅くまで仕事?大変だね。」


恭子 「はい、でも祐二さんも最近は忙しそうですね。」


祐二 「ハハ、まぁね。」


働く者同士のそんなありふれた会話。

しかし、恭子はそんな中で祐二に対して少し負い目を感じるような気持ちを抱いていた。

それは祐二の妻である香苗と、自分の恋人である中嶋英治との関係を知っているから。

不倫関係、セックスフレンド。いや、中嶋の言葉で言い表すなら性奴隷という関係。

2人がどれだけ身体を重ねているかは、詳しくは知らない。

だが、中嶋が香苗の身体を性処理の道具としてしか使っていない事は知っている。

祐二の様子を見るからに、おそらく祐二はその事には全く気付いていないのだろうと、恭子は感じていた。


祐二 「こんな事聞くのもなんだけど、恭子さんは結婚とか考えてないの?」


いくつかの会話をして、少し打ち解けてきたところで、祐二がそう聞いてきた。

この歳で働く独身女性が、よくされる質問だ。


恭子 「ん~結婚願望は一応あるんですけどね。」


祐二 「彼氏、中嶋さんだっけ?もう付き合って長いの?」


恭子 「えぇ、もう5年位かな……。」


祐二 「じゃあそろそろって感じじゃないの?」


恭子 「さぁ、彼がどう考えてるか分からないですから。」


恭子は自嘲するように笑みを浮かべならそう言った。

恭子と中嶋は一応恋人関係という事になっている。そう、一応だ。

恭子は中嶋を愛していた。

だが、中嶋の方は分からない。

中嶋のどこが好きなのか、なぜ中嶋を愛してしまうのかは自分でも分からない。

でも、中嶋に抱かれている時はいつも感じる。

私はこの人を愛しているのだと。

中嶋は遊び人だ。働いてもいない。

株式トレーダーだというのも嘘。

本当は、恭子が働いた得た金で生活しているようなヒモ男なのだ。

それどころか、平日は毎日のように他の女を連れ込みSEXをしている。

中嶋は女を虜にさせる程のSEXの技を持つ男だ。

中嶋のSEXを知った女性は、殆どがその快楽に夢中になってしまう。

そして恭子もその内の1人であった。

しかし恭子自身はそんな女達と自分は同じではないと思っていた。

自分が中嶋に対して抱いている気持ちは、他の人達とは違うと。

だが中嶋にはそれが伝わっているかどうかわからない。いや、きっと伝わっていない。

だから恭子はお金で中嶋を繋ぎ止める事でしか、それを表現できなかったのだ。



恭子 「祐二さん……あの……結婚生活って良いものですか?」


祐二 「ん?ん~そうだなぁ、まぁ人にもよるんだろうけど、俺は間違いなく結婚して良かったと思ってるよ。」


祐二はそれ程考える事もく、サラリとそう言い放った。

おそらくそれは祐二の中に何の疑いもなく存在する確かな気持ちなのだろう。


祐二 「俺なんて香苗の料理だけが1日の内の唯一の楽しみみたいなものだからね。」


恭子 「香苗さんの料理、本当に美味しいですもんね。」


祐二 「やっぱり家に帰ればご飯を作って待ってくれている人がいる。それがあるのとないとじゃ全然違うよ。」


恭子 「……なんか良いですね。」


祐二 「まぁ俺なんて、元々根性ある方じゃないからね、家族が居なかったら疾うに会社なんて辞めてギブアップしてるよ。」


嬉しそうにそう話す祐二の表情を見て、恭子はこれが幸せを感じているって事なのだろうなと思っていた。

だからなのかもしれない。

恭子が中嶋にあんな事を言ったのは。

もう終わりにしないといけない、と。

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[ 2014/01/02 ] TB(0) | CM(2)

人妻 吉井香苗(104)

中嶋 「ったく、恭子のやつ……」


喫煙もできる行きつけの喫茶店で、中嶋はコーヒーを飲みながら何本ものタバコを吹かしていた。

その表情は決して機嫌が良いというものではない。


〝もう香苗さんには会わないで、それができないなら別れるわ〟


先日、高山恭子に言われた事を思い出す。

中嶋は人に指図されるのを嫌う、そういう性格の持ち主だ。

恭子の言葉を思い出すだけで苛立ちが募る。

本来なら、そんな事を自分に言ってくる女とはすぐにでも関係を切りたい所だが、恭子の場合はそうはいかない。

つまり、金づるがいなくなると困るという事だ。

セックスフレンドや、自分に身体を預けてくる女は他にも数多くいる。

だが、恭子のように金まで貢いでくれる女は他にはいないし、ましてや恭子のような高給取りのOLなんてそうはいない。

昔とある会社で働いていた事もある中嶋。だが長続きはしなかった。

その後は貯金を少しずつ食い潰しながら、適当な女の部屋に住みついたりして過ごしていたが、そんな生活はいつまでもできないのが現実。

もう貯金もなくなり、さぁどうするかと本気で悩んでいた頃に出会ったのが恭子だった。

その美貌と、社会で働く殆どの男達よりも多いだろう年収。色々な意味でこれ以上ない美味しい女だと思った。

恭子の金でゆとりのある生活をし、好きな時に好きな女を抱く。

こんな美味しい生活を、今更止められない。


中嶋 「まぁ、あいつを失うのはありえないよなぁ……。」


そう独り言を呟く中嶋。

タバコをいくつか吸って少し冷静さを取り戻したのか、中嶋はこれからどうすべきなのかを考え始めた。


いつだって他人の女、それもすでに結婚している人妻を寝取るというのは気分が良いものだ。

罪悪感を感じ涙を流しながらも、快楽への欲望に勝てずに自分とのSEXに溺れる人妻の顔を見る時程、性的興奮が高まるものはない。

まさに至高のSEX。

自分の恋人?妻?そんなものではその快楽は味わえない。他人のものだからこそその興奮が味わえる。それが中嶋という男の性質なのだ。

だから今まで何人もの人妻を喰ってきた。

単調で平凡な結婚生活に刺激を求める女達。

結婚後に成熟した体、そこから溢れてくる性欲を持て余した女達。

人生で最も女として成熟する時期に、家庭の中に閉じ篭るなんて。

しかもその魅力を、悪い意味で結婚生活というものに慣れてしまっている夫には気付いてもらえない。

そんな女が世の中には沢山いる。

そしてそんな女の中でも、吉井香苗は群を抜いて良い女だったと言えた。

男なら誰もが美人と認めるだろうその容姿、そして大人の女独特のエロスを感じるスタイル。

SEXに関しても、元々感じやすいタイプのようだった。

しかし運が悪いと言うべきなのか、今まで相手をした男や、夫とのSEXではそれを開花させる事ができなかったのだろう。

女がSEXで感じる快感は男のそれよりも数倍、数十倍と言われている。

それは女の特権と言っても良いのかもしれない。

せっかく女として生まれてきたのに、気持ち良く快楽に溺れる事のできるようなSEXを知らずに年を重ねていくなんて、なんと勿体無い事か。

吉井香苗は、それを知らなかった。

いや、自分でも気付かない内にその欲求を溜め込んでいたのかもしれない。

夫に一途な妻として、いや、それ以前に貞操のある女としてずっと真面目に生きてきた人妻は、ほんの少しの刺激でいとも簡単に堕ちた。

ずっと道を外さずに生きてきた分、その反動は大きく、その開花の仕方は爆発と表現してもよい程だ。

SEXでイかせればイかせる程、エロくなっていく。

抱けば抱くほど良い身体、良い女になっていく。そんな滅多にお目にかかれないようなタイプの女。それが吉井香苗だった。

大抵の女は数回抱けば飽きてしまうのだが、香苗だけは違う。

今では香苗もアナルセックスの味を覚えるまでになった。だが、そこまでやってもまだ飽きない。

何かまだ食べ残しがあるのではないかと、思ってしまう。

この人妻の全てを奪いたい、余すことなく全てを喰い尽くしたい。

だから中嶋としては、できる事ならこれからもしばらく香苗の身体を味わっていたかった。

だがそれを諦めざるを得ない状況になった。

恭子からの要求を断る事はできない。

香苗は確かに過去に例がない程良い女だし、手放すのは本意ではないが、背に腹はかえられない。

金が無ければ生活はできない。働く気もなければ、そんなダラダラした生活をしてきた男に今の世の中仕事など余っていないのだから。


中嶋 「……。」


喫茶店で1人、何度思考してもその結論は変わらなかった。

ここはやはり恭子の言うとおりにするしかないだろう。

だが、気に食わない。

このまま恭子に要求された通りに事が進んでしまう事が、中嶋はどうしても気に食わなかった。


中嶋 「ちっ……。」


舌打ちをし、新たなタバコに火を着ける。

香苗との関係は終わらせなければいけない。


……そう、終わらせる……


……終わらせる……?


……へへ……そうか、終わらせればいいんだな……


あっという間にタバコが灰になり、それを灰皿に潰すように押し付けた所で、中嶋はある事を思いついた。


中嶋 「どうやって終わらせるかは、俺の自由だもんな。そうだよなぁ、へへ……これはこれで、楽しみになってきたな。」


機嫌が悪かった時の表情はどこへやら。

今の中嶋は薄気味悪い笑みを浮かべている。

その歪みきった性癖と人間性を満足させるような方法を、どうやら思いついてしまったらしい。

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[ 2014/01/02 ] TB(1) | CM(3)

人妻 吉井香苗(105)

香苗が恭子と会った日、中嶋はいつものように部屋に来ることもなければ、連絡をしてくる事もなかった。

何もしない平日の午後。

いつもなら中嶋と会えないとなれば欲求不満がすぐに溜まってしまうのに、今日は不思議とそうはならなかった。

それは、恭子にあんな事を言われたからなのだろうか。


〝祐二さん言ってましたよ。仕事は大変だけど、1日の内で香苗さんの料理だけが唯一の楽しみだって〟


さっきから恭子に言われたそこの言葉が頭の中に何度も何度も出てくる。


香苗 「はぁ……」


小さなため息をつきながら、ソファに寝転がるようにして横になる香苗。

欲求不満が出てこない代わりに、今日はなんだか身体がだるく、重く感じる。

体調があまり良くないのかもしれない。

どうしてだろう。

何かを考え込んでしまっているわけではないのに、気分が落ち込む。

ソファに横になったまま、ゆっくりと目を閉じる香苗。

開けた窓からカーテンを揺らしながら入ってくるそよ風が、そんな香苗を癒すように頬を擽る。

スーッと身体の力が抜けていく。

そして香苗はそのまま吸い込まれるようにして眠りに入っていった。





香苗……香苗……大丈夫か?


遠くの方から、声が聞こえる。

聞きなれた声。

だけど、なんだかとても安心できる声。

その声が心地良くて、このまま眠り続けたいと思っている自分がいる。

だが、その声はやがてハッキリしたものになっていき、香苗の意識を呼び覚ます。


祐二 「香苗、香苗……大丈夫か?」


香苗 「ん……ぇ……?」


祐二 「どうしたんだよ、またソファで寝たりして。」


香苗 「……祐二……?ぇ、あ、ごめん……あれ、どうして……?」


一瞬、どうして目の前に祐二がいるのか理解できないでいた香苗。


祐二 「今仕事から帰ってきたんだよ。部屋は真っ暗だし、どうしたのかと思ったよ。」


香苗 「今何時……ぇ、うそ、もうこんな時間!?」


そこで初めて香苗は、自分が夜になるまで寝てしまっていたのだと気付いた。


香苗 「ご、ごめん、すぐにご飯の用意するから。」


祐二 「いいよそんなに慌てなくても、今日は珍しく定時だったからいつもより早く帰ってこれたし。それより香苗は体調大丈夫なのか?」


香苗 「う、うん……大丈夫。」


祐二 「本当に?」


香苗 「大丈夫……ホントに。じゃあ私、晩御飯の用意するから。」


香苗は手串てさっと髪を整えると、すぐにソファから立ち上がりエプロンを取りに行こうとした。

祐二が慌てなくても良いと言ったにも関わらず、香苗はなんだか落ち着きがなかった。

心に余裕が無く、どこか無理をしているような。


祐二 「いいよ香苗、今日は晩御飯は作らなくても。」


香苗 「ぇ?でも……。」


祐二 「あのさ、せっかく早く帰ってこれたんだし、今日は2人で外に食べに行かないか?」


香苗が料理好きだったのもあってか、結婚してから2人で外食する事はあまりなかった。

それに加え、最近は祐二の仕事も忙しかったら、2人にとっては本当に久しぶりの外食という事になる。





祐二 「な?ビックリだろ?こんな所にこんなに良いレストランがあるなんて。」


香苗 「うん、いい所だね。」


2人が訪れたのは、香苗達が住むマンションの近くにある閑静な住宅街、そこにある隠れ家的なビストロだった。

年配の夫婦で営んでいるという小さな店の店内は、落ち着いた雰囲気で、まさに大人の男女がゆっくりと食事をするには丁度良いレストランだと言えた。

料理は温かみのあるフランスの田舎風で、家庭的な安心感がありつつも、プロの手による洗練された味。

本当は食欲があまりなかった香苗も、その料理を味わって、素直に美味しいと感じる事ができた。

2時間程のディナー。料理、ワイン、そしてデザートまで食し、ほんの少しアルコールでホッコリした状態で2人はレストランを出た。


祐二 「いやぁ美味しかったなぁ、また近い内に2人で来ようよ。俺気に入ちゃったよここ。」


祐二はほろ酔い加減で満足そうな笑みを浮かべながら香苗にそう言った。


香苗 「……。」


祐二 「……ん?なぁ香苗、どうしたんだ?ボーっとして。」


妙に明るい祐二と、反応が少ない香苗。

祐二はそんな香苗の様子を見て一瞬心配そうな表情をしていたが、また笑ってこう続けた。


祐二 「あっ!そうだ!香苗、ちょっとこっち行こう。」


香苗 「……えっ?なに?」


祐二は急に香苗の手を掴んで、マンションの方角とは違う道に向かって歩き始めた。


香苗 「ね、ねぇ……どこに行くの?」


祐二 「いいからいいから。」


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コメントありがとうございます。
[ 2014/01/02 ] TB(1) | CM(0)