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寝取られ小説 人妻 優子(1)


実は私も〝寝取られ願望〟を持っていまして、常日頃からそのようなサイトを見て妻が他人に抱かれるのを想像して興奮したりしていました。

ただ、あくまでもそれは想像の中だけの話です。

スワッピングや寝取らせプレイなんてものは、とても現実世界でやるような事ではないと思っていましたし、ましてや自分の妻が浮気するなんてことは実際には考えられなかった。

そしてもちろん私はその性癖を妻に話したりする事もしていませんでした。そんな話をしたら本気で幻滅されてしまうだろうと思っていましたから。


妻の優子とは結婚して5年、色々事情があってまだ子供はいません。

優子の容姿ですが、結構美人の部類の入ると思います。色白で黒髪が綺麗で(染めた事がないと言っていました)胸もそこそこあります(Eカップ)。

優子は名前の通り心優しい性格で、少しおっとりしているところもありますが、基本的には真面目でしっかりしていますし、家事(専業主婦)もちゃんとやってくれています。

そんな優子と結婚できた自分は男として恵まれていると感じていました。

それなのになぜ〝寝取られ願望〟なんてものを私が持ち始めたのか。

それはコンプレックスの裏返しのようなものでした。

実は私、自分のセックスに全く自信がないのです。

ペニスのサイズは本当に短小です。完全に勃起しても長さは小指くらいしかないし、陰茎は細くて亀頭も先細りしたように小さいです。

しかも早漏で、挿入から5分以上もった事はありません。


私にとって優子は初めての女性でした。だから正直分からないのです。優子が私とのセックスに満足しているのかどうか。

挿入では優子はあまり喘いでくれませんし、前戯は出来る限り頑張っていますが、感じてくれているのかどうかよく分かりません。(たぶん私にはテクニックやセンスがないのだと思います)

最中に「気持ち良い?」と聞けば「うん」と優子は答えてくれますが、果たして本心で言っているのかどうか、怪しいです……優子は優しいので、私のプライドが傷つくような事を言う訳がないんです。


ちなみに優子は私と出会う前に1人だけ別の男と付き合っていた事があるそうです。大学時代に2年程付き合っていたらしいので、セックスもその男と経験していると思います。

だから私は心の中で元彼と比べられているのではないかと、不安になっていた事もありました。


しかし、大前提として、それでも優子は私と結婚してくれた訳ですから、例え私とのセックスに満足していなかったとしても、きっと優子の中でそれは重要な事ではないのだと、私は考えていました。

つまり、優子はセックスにそれ程興味はないのだと。

だから私はこっそりネットで〝寝取られ〟を自分独りで楽しむだけに留めていたのです。


しかしある日、そんな考えを一変させるような事実を、私は知ってしまったのです。

それはとある休日の事でした。

その日は優子が友人とランチに出掛けると言うので、私は昼から家で1人留守番をしていました。

私は暇だったので、随分前にパンクしてそのままにしていた自転車を直そうと、家の中で小さな工具セットを探していました。


「あれ、ここにあったと思ったのになぁ。優子がどこかに仕舞っちゃったのかなぁ。」


どうにも見つからないので私は2階の部屋にある優子専用のクローゼットの中も探しました。

そこで私は魔が差したというか、なんとなく優子の下着などが入っているタンスも開けてしまったのです。

もちろんそんな所に工具セットなど入っている訳がないのですが、私は少しの間優子のパンツを広げて見たりして、イヤらしい気持ちで楽しんでいました。

ところが、そのタンスの引き出しの奥から、私はとんでもないものを見つけてしまったのです。

それは少し大きめのポーチでした。


「ん?なんだこれ?」


ポーチは花柄の可愛らしいデザインでしたが、中にはガチャガチャと随分と重い物が入っているようでした。

その重さや感触から生理用品ではないのだろうと思っていましたが、開けて中を見て驚きました。

ポーチの中には、いわゆる〝大人のオモチャ〟が入っていたのです。

よくAVなんかに出てくるピンクローター。

それと小型のコケシ型マッサージ機。

そして男性のシンボルを模った紫色のバイブレーター。


私は愕然としました。

優子がこんな物を1人で使っていたなんて……。

バイブレーターは、短小の私のペニスよりも明らかに長く太いものでした。

バイブレーターはスイッチを入れると、細かく振動しながら女性の膣内を掻き回すような卑猥な動きをし始めました。

にわかには信じ難かったですが、これは確かに優子のタンスから出てきた訳で、優子の所有物である事は確実です。

自分のペニスに大きなコンプレックスを抱えていた分、私の心は傷つきました。

そして私はタンスの中からさらにショックな物を見つけてしまったのです。

それは大きめの紙箱に入っていたコンドームの束。

箱には144個入りと書いてありましたが、中のコンドームはその半分も残っていませんでした。


――まさか……優子が浮気!?――


一瞬そんな事を考えて、私はその場に崩れ落ちる程ショックを受けましたが、その後ネットで調べたところ、それはどうやらバイブ用のコンドームだったみたいです。

おそらく、優子はネットで大人のオモチャを買い、一緒にこのバイブ用コンドームも買ったのでしょう。

そのコンドームを売っている女性向けのサイトには、バイブを衛生的に使うためにコンドームの使用を推奨していました。

優子は綺麗好きだから、バイブが汚れてしまうのを気にしたのでしょう。

しかし144個入りのコンドームが半分以上もなくなっていたという事は、優子は少なくとも今まで70回以上はこのバイブを使ってオナニーをしていたという事になります。

女性でも自慰行為をしている人が多いのは知っています。
しかしあの優子が、しかもこんなオモチャを使っていたなんて……。


優子はセックスに興味がない訳ではなかった。

それどころか、私との性生活に満足できず、欲求不満を抱えていたのです。

オナニーをしていたというだけで悲観的な考え方かもしれませんが、私はそうに違いないと確信しました。


その日私はしばらくパニック状態で、もしかして優子は今浮気しているのかもしれないなどと不安に駆られ、優子が友人と食事をしているレストランを覗きに行ってしまいました。

窓の外から覗き見ると、優子は親しい女友達と楽しそうに食事をしていました。

私はそれを見てホッとすると同時に、何をやっているんだと自分に呆れていました。


――優子……疑ってごめん――


優子が帰宅した後も、私は大人のオモチャの事を優子に聞くことはできませんでした。

そんな事を聞いたら優子が傷つくと思ったからです。

優子はあれを私に隠して使っていたのですから、その事を知られたくはないでしょう。

しかし私の胸の中のモヤモヤは消えません。

そして私はその日から、以前にも増して〝寝取られ〟に嵌っていきました。

ネットで寝取られ系の作品を見つければ、迷わず買って、出てくる女性と優子を重ね合わせ興奮を得ていたのです。

優子が他の男とセックスをする妄想ばかりして、本当に毎日病的な程でした。

思えば、その頃から私の暴走は始まっていたような気がします。


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[ 2016/03/28 ] TB(0) | CM(0)

寝取られ小説 人妻 優子(2)


私が仕事をしている間に優子はあのバイブレーターで乱れ、欲求不満を解消しているのかと思うと、それが気になって仕方ありませんでした。

時々こっそりあのタンスの引き出しをチェックをしていたのですが、確実にコンドームの数は減っていて、ああ、本当にやっているんだな、しかも結構な頻度で……とショックを受けていました。

もういっその事、隠しカメラで優子のオナニー姿を盗撮しようかと本気で考えた事もありました。

でも、もし優子にバレたらと、怖くてなかなか行動に移せませんでした。


悶々とした気持ちで過ごす日々。

しかしそんな私にある時、転機が訪れたのです。

それは私の会社に転職してきた斎藤貴大という男との出会いでした。


斎藤君は私より歳は2つ下。
高身長でスタイルが良く、顔も整っていて、所謂イケメンと言っていい程の容姿を持っていました。
その上、頭の回転も速く仕事もできる男だったので、女性社員からはあっという間に人気を集めていました。

ちなみに斎藤君は独身です。

私は入社してきたばかりの斎藤君に仕事を教える事が多かったので、自然と仲が良くなりました。

それである日、その斎藤君からこんな誘いを受けたのです。


「今井さん(私)、今度週末に俺の部屋で飲み会やるんですけど、今井さんも来ませんか?」


「斎藤君の部屋で?」


「派遣の女の子で伊藤さんっているでしょ?あの子が料理上手らしくて、色々と作ってくれるって言ってるんですよ。」


「へぇ、伊藤さんが。うーんどうしようかなぁ。」


「今井さんもぜひ来てくださいよ~」


私が返事を迷っていると伊藤さんがそう声を掛けてきました。

伊藤さんは派遣社員で、20代前半の可愛らしい女性です。

今回の飲み会には他にも何人か同じ部署で働く人間と、派遣社員の人がそれぞれ参加するとの事でした。

うちの部署の派遣の方々は日頃からよく働いてくれていたし、この機会に親睦を深めるのも良いかなと思い、私は飲み会への参加を了承しました。


当日、飲み会は大いに盛り上がり、私も楽しい雰囲気に酒が進んで結構酔っ払っていました。

その日集まったメンバーは私以外に既婚者は居らず、皆そのまま斎藤君の部屋に泊まっていくとの事でした。

斎藤君の部屋は広かったので、人数が多くても雑魚寝ができます。

それで、私は電車がある内に1人で帰るつもりでいたのですが、久しぶりに飲んだ酒が効いたのか、ウトウトしてしまい、ソファで軽く眠ってしまったのです。

そして起きた時には時計は夜中の1時を回ってしまっていました。

他の皆もすでに泥酔して眠っている中、私は部屋を出て廊下で優子に電話を入れました。


「あ、優子?ごめん遅くなって、今からタクシーで帰るから。」


「うん、ちょっと心配してたから良かったぁ。私のメール気付かなかった?」


「ごめん今さっき気付いたんだよ。久しぶりに酔っ払っちゃってさ。」


「そっか、じゃあ気を付けて帰って来てね。」


「分かったよ。あ、優子先に寝ててもいいぞ、もう遅いし。」


「あ~うん、でも待ってるよ。フミ君(私のこと、名前は史彦です)が帰って来てからの方が安心して眠れるし。」


「わかったよ、じゃあ今から帰るから。」


「は~い、待ってるね。」


少しお惚気のような会話ですが、私たちは基本的に夫婦仲は良い方なので、いつもこんな感じです。

それと優子は結婚してから、私より先に寝た事がありません。

どんなに私の仕事が遅くなっても、優子は起きて待っているのです。

遅くに仕事から帰って、待ってくれていた優子に笑顔で「おかえりなさい」と言われる度に、私は優子と結婚して良かったと心から思っていました。


話を戻します。。。

私は帰る前に斎藤君にだけは挨拶をしておこうと思ったのですが、皆が寝ているリビングには斎藤君の姿はありませんでした。

他の部屋にいるのかなと思い、私は隣の寝室と思われる部屋のドアをゆっくりと開けました。

すると、中から女性の声が聞こえ、私はドアを数センチ開けたままの状態で固まってしまいました。


「あっあっあん……ンァ……ハァ……」


それは明らかにアレをしている時の女性の喘ぎ声でした。

そして薄暗い部屋の中をそっと覗き込むと、そこにはベッドの上で四つん這いになっている裸の伊藤さんと、その伊藤さんのお尻を後ろから掴んで腰を振る斎藤君の姿がありました。

生で他人のセックスを見るのは、私にとって初めての経験でした。

しかも毎日のように顔を合わせている職場の人間同士のセックスです。

私はしまった!と思いドアを閉めようとしたのですが、寸前でそれを止め、しばらく2人の行為を覗き見していました。

このような他人のプライバシーを覗く行為はいけない事だと分かっていましたが、私の目は釘付けになってしまい、どうしても覗きを止められなかったのです。


「あっあっ……んぁ、斎藤、さぁん…ぁ…あっあんっ……」


「どうした?ここ擦れると気持ち良いでしょ?」


「あっんっうん、あっあっ……」


そんな言葉のやり取りをした後、斎藤君は一際激しく腰を振り、伊藤さんを責め始めました。

伊藤さんの柔らかなそうなお尻と斎藤君の腰がぶつかる度にパンパンパンッ!という生々しい音が部屋に響き、
それと同時に、伊藤さんは余程気持ち良いのか、顔を紅潮させながら随分と大きな声で喘いでいました。


「あっあっあああっ!あっそれ……スゴイ、あっあっあんっはぁアアッ!」


2人のセックスは、私と優子が普段しているようなセックスとは全く違うものでした。

私は短小早漏のため、あんな激しい事はできませんし、あんな長いストロークで腰を振る事もできません。

もし私がこんな激しいセックスを真似しようとするものなら、一分も経たない内に射精を迎えてしまうでしょう。

斎藤君には〝肉食〟という言葉がよく似合う。筋肉質な身体や激しいセックスは、まるでAV男優のようです。


――もし優子がこんな相手とセックスをしたら、どうなってしまうのだろうか……伊藤さんと同じように、優子もあられもない声を出して喘ぐのだろうか――


私は斎藤君のセックスを見て、そんな想像をせずにはいられませんでした。


「あっあっあああっ!もうダメ……ああっ、イクッ!いくぅ!」


伊藤さんの乱れた声に、私は興奮していました。

AV以外で女性が絶頂する瞬間を見るのも、私にとっては初めての事でした。

私は優子をイかせた事がないので……。


伊藤さんがビクビクと身体を痙攣させた後、斎藤君は伊藤さんの身体からペニスを引き抜きました。

私はそこで硬く勃起した斎藤君のペニスを見て、驚きました。

見事なまでに立派な巨根です。

私のモノよりも大きいのは当たり前として、おそらく日本人男性の平均以上のサイズでしょう。

太い陰茎には血管がボコボコと浮かび上がり、亀頭も傘を開いたように巨大です。

それに玉袋も私のものより一回り以上大きいように見えました。

ヘソに付きそうな程反り返った斎藤君の巨根ペニスに、私は強烈な劣等感を覚えました。

斎藤君の身体からは、私にはない強い雄のオーラが漂っていました。


そしてその後、斎藤君は伊藤さんにフェラチオをさせていました。

伊藤さんは結構慣れているようで、リズムよく頭を前後に動かしています。


「そうそう、上手いじゃん。あーすげぇ気持ちイイ。」


「ほんと?ウフフ。」


伊藤さんは斎藤君に褒められて嬉しそうに笑顔を見せていました。

ですがそこまでした。

ふと顔を上げた斎藤君と私の目が合ってしまったのです。

私の胸は心臓が止まってしまいそうになる程ドキっとしました。

他人のセックスを覗き見するなんて下劣な行為です。恥です。

その時の私は、動揺した情けない表情をしていたと思います。

しかし斎藤君は覗き見していた私に気付くと、ニヤニヤと笑みを浮かべていました。

そして伊藤さんにバレないように、人差し指を口の前に当てて〝しー〟とジェスチャーをしてきました。

私はそれを見て、ゆっくりとドアを閉めました。


それから私は足音を立てないようにマンションの部屋を出ると、タクシーに乗りました。

しかしその間も、私の胸はドキドキと高鳴ったままです。異常な興奮状態でした。


家に帰宅した頃にはもうすでに夜中の2時を過ぎていましたが、私は我慢できずに優子の身体を求めました。

寝る前にベッドの中で誘うと、優子は「え、今から?」と少し驚いていましたが、応じてくれました。

裸になった優子を抱きしめ、白く柔らかなその身体を味わう。

優子の身体はいつも甘い香りがします。

豊かな乳房を触り、ピンク色の乳首を立たせ、アソコを前戯する。

愛液が出てきたのを指で確認すると、私は優子に挿入しました。

そして私はいつもより激しく腰を振ってみせました。

すると案の定1分程度で射精。

私はつい「ごめん、もう出ちゃった」と優子に謝りました。

しかし優子は不満な表情は一切見せずに微笑むと、私の短小ペニスからコンドームを外し、ウェットティッシュで優しく拭いてくれました。

私はそんな優子が、心から愛おしいと思いました。


「……。」


――でも優子……俺のこんなセックスでは不満なんだろう?――


私は、自分の中に存在する黒い欲望が急激に脹れあがってくるを感じていました。


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寝取られ小説 人妻 優子(3)


私はあの日の夜の事を斎藤君に謝ろうと思っていました。

しかし週明け、斎藤君は会社で私の顔を見るなり笑顔で声を掛けてきました。


「今井さんおはようございます!先週は飲み会に来てくれてありがとうございました。」


「え、あぁ、こちらこそ、凄く楽しかったよ。」


「今井さんあの後どうやって帰ったんですか?電車もうなかったでしょ?」


「うん、だからタクシーで帰ったよ。」


「そうだったんですか。すみません気がつかなくて、終電が来る前に俺が起こせば良かったですね。」


「いやそんな、寝ちゃった俺が悪いだけだから。」


「あっ、あと今井さん、あの事なんですけど……他の皆には言ってませんよね?」


斎藤君は周りには聞こえないように声を小さくしてそう聞いてきた。

〝あの事〟とはもちろん、斎藤君と伊藤さんの事だろう。


「も、もちろん、誰にも言ってないよ。ごめんよ斎藤君、私もあんなつもりはなかったんだ、そのなんて言うか……覗くつもりはなかったんだ。ただ君に声を掛けてから帰ろうと思って、それで……本当に申し訳ない。」


「いやいや謝らないでください、いいんですよ、あれくらいは。ただあんまり会社で噂とか広がっちゃうと困っちゃうんで。」


「そうか、そうだよね。でも驚いたよ、まさか斎藤君と伊藤さんが付き合っていたなんて、全然知らなかった。」


私がそう言うと、斎藤君からは意外な言葉が返ってきました。


「ハハッ、まぁ別に付き合っている訳ではないんですけどね。」


「え?そうなの?」


「ただのセフレですよ、セフレ。」


「セフレ……?」


私が少し驚いた顔をしていると、斎藤君はニヤっと笑みを浮かべてまた冗談っぽくこう言ってきました。


「あいつ、結構良い身体してたでしょ?」


私はどう反応すればいいのか、迷いました。

でも何となく、この会話が何かに繋がるような気がして、私は斎藤君のノリに合わせてみる事にしました。

あの夜、私は覗き見しながら伊藤さんを優子と重ねて興奮していた。

だから私はもっと知りたかったのだと思います。斎藤君の本性を。


「ハハ……そうだね。」


私は笑みを浮かべてそう答えました。


「でしょ?あいつ本当にエロいですよ、簡単にヤらせてくれましたしね。まぁヤリマンってやつですね。」


「そうなの?意外だなぁ、あの伊藤さんがねぇ。」


「女の普段の姿なんてあてにならないですよ。ベッドに入ったら皆豹変するんですから。まぁそれが良いんですけどね。」


優子も、斎藤君のような男とベッドに入ったら豹変するのだろうか。少なくとも私の前で優子はそんな姿を見せてくれた事はない。


「あ、そうだ。今井さんにだけ、良い物見せてあげますよ。これ、皆には秘密ですよ。」


そう言って斎藤君は携帯の画面を私にこっそり見せてきました。

そこには裸の女性の画像が映っていました。

しかもよく見ると、それは私もよく知っているこの会社の女性社員だったのです。


「ほら、他にもありますよ。」


そう言って画像を次々と切り替えて色んな女性社員の裸の画像を見せてくる斎藤君。

私は目を丸くして、ただただ驚いていました。


「す、凄いね、これ全部斎藤君が?」


「そうですよ、この会社に来てからもう8人くらいですかね。俺のコレクションです。まだまだ増やすつもりですけど。あれ?もしかして引いちゃいました?」


正直、私は呆れていましたし、引いていました。

学生ならともかく、社会人にもなってこんな事をしている男がいるなんて。

でも、馬鹿らしいかもしれませんが、呆れると同時に私はそれ以上に興奮していたのです。きっと私も斎藤君とは別のタイプの変態なのでしょう。

だからそんな私は、この話題に喰いつかない訳にはいかなかった。


「いやいや、羨ましいなぁと思って。それにしても驚いたよ、女の子の顔を知っている分、グッと来るね。」


「普段からのギャップが最高でしょ?」


「あぁ、良いね。堪らないね。」


「アハハッ、今井さんなら分かってくれると思いましたよ。いやね、本当は自分だけで楽しむために撮影しているんですけど、やっぱりこれも男の性なのか、誰かに自慢したくなっちゃうんですよね。それがまた楽しくて。」


「そうなんだ、まぁその気持ちも分からなくはないよ。」


「でしょ?ところで今井さんはどうなんですか?結構遊んでるんですか?」


「え、俺?俺には無理だよ、君みたいにイケメンではないしね。」


「そうですか?今井さんはそんな事ないと思いますけど。」


「いや、それに俺は結婚してるしね。」


「あ~やっぱり結婚してからだと色々厳しいですか?」


「ま、まぁね。」


適当に話を合わせていましたが、私は女性は優子しか知りませんし、女で遊んだ事も、風俗にさえ行った事はありません。

斎藤君は趣味を共有できる仲間ができたと思ったのでしょう(相当悪趣味だが)、終始嬉しそうに私に女性達の話をしてきました。

あの人はセックス依存症だとか、あの人はあの上司とも不倫をしているだとか。

女性社員達の意外な素顔を知り、私は興奮していました。

そして斎藤君はさらにこんな事を言ってきました。


「あ、そうだ。動画とかもあるんですけど見たいですか?実は写真より動画の方がかなり凝ってるんですよ。ちゃんと編集とかもしてますし。」


「編集まで?凄いね。」


「それこそ、その辺のAVには負ける気しませんよ。どうです?見てみます?」


変な自信持ってるなぁと、また内心呆れていたのですが、私の返事はもちろん決まっています。


「いいの?」


「もちろんですよ!じゃあ明日俺の自信作持ってきますから。」


そして翌日、斎藤君は私にUSBメモリを渡してきました。


「ぜひ感想聞かせてくださいよ。」


「あぁ、分かったよ、ありがとう。」


私はさっそく家の書斎のパソコンで、優子にバレないようにこっそりとその動画を見ました。

内容は……確かに凄かったです。

私が知っている女性社員達が、見事に斎藤君に喰われてる。

裸にされた女性達が、斎藤君のAV男優顔負けのテクニックの前にあられもない姿を晒していました。

きっと斎藤君は運動神経も抜群なのでしょう、とても素人とは思えない様なアクロバティックな体位で女性達を突いていました。

大股開きで恥ずかしい格好をさせられているの姿を見ていると、女性達までまるでAV女優のように見えてきますが、顔は確かに私が知っている会社の社員達なのです。

この前の伊藤さんはもちろん、いつも私に元気よく挨拶をしてきてくれる森山さんや、お茶やお菓子をくれる総務の安藤さん、まだ大学を出たばかりの新入社員の山本さんまで……。

映像の中で繰り広げられている痴態は、にわかには信じ難かったです。

でも確かにこれは現実なのです。

特に印象的だったのは、森山さんが斎藤君にイラマチオをされているシーンでした。


『ほら、もっと奥まで入るだろ?喉まで使うんだよ。』


そう言って斎藤君はペニスを口で咥えた森山さんの頭を持って、腰を乱暴に動かしていました。

森山さんは苦しそうに何度も吐きそうな仕草を見せるのですが、斎藤君はそれに全く構わずイラマチオを続けます。

その映像から斎藤君がかなりのサディストである事が分かります。

そして最後に涙と涎をダラダラと垂れ流している森山さんの口内に、斎藤君はたっぷりと射精していました。

私はその映像の森山さんがあまりにも苦しそうなので見るのも辛かったのですが、それでも斎藤君の精液を飲まされた後の森山さんの表情はどこかうっとりとして嬉しそうでした。

それは動画に出てくる全ての女性に共通していました。皆、斎藤君のテクニックやサディスティックなプレイに惚れ込んでいるのがよく伝わってきます。

そして何よりも、斎藤君とセックスをする女性は皆気持ち良さそうな表情を見せていました。

私はどうして女性達がこうも簡単に斎藤君の罠に嵌ってしまうのか、分かったような気がしました。

もちろんルックスの良さはあるでしょう。でもそれだけではない。

斎藤君は女性の心理の動かし方を熟知しており、言葉も巧みで、余裕が感じられる。

そしてセックスをしてしまえば、これだけの快楽を与えらえるのだから、女性達が夢中になってしまうのも無理はないのかもしれません。例え身体だけの関係だとしても。


あと、動画を見て驚いたのは、カメラの撮影の上手さと、編集の上手さです。

斎藤君は自信があると言っていましたが、確かにこれはプロ並です。

自分でカメラを持ちながらセックスをするハメ撮りは揺れも少なく綺麗に撮れていますし、
固定したカメラで隠し撮りのように撮影された映像も、複数台のカメラが使われており、それが見事に女性達の素顔を全て捉えていました。

それにそのカメラ自体も高価な物を使っているようで、森山さんも、山本さんも、安藤さんも、伊藤さんも、皆それぞれ乳房の形から乳首の色、アンダーヘアの生え方、巨根を咥え込んだ濡れた女性器からアナルのシワまで、はっきりと高画質で映し出されてしまっています。


確かに斎藤君が言っていた通り、この動画はそんじょそこらのAVよりもクオリティーが高い。

それに加え、出てくるのは私が知っている女性ばかりなのですから、興奮しない訳がありません。

当然、私はその動画を見てオナニーをし、射精しました。

しかし何かがスッキリしません。


私がその動画を見ている時、優子は丁度お風呂に入っていました。私はその隙にまたあのタンスの中をチェックしに行きました。

バイブ用コンドームはまた減っていました。

少なくとも、優子は週に3回以上はオナニーをしている。

きっと、年齢的にも今が一番性欲が高まる時期なのでしょう。

優子は、本当はどんなセックスがしたいのだろうか。

優子は、私以外の男とのセックスに、興味はあるのだろうか。

そんな事をしばらく考えた後、私はある事を思い付いたのです。


〝優子を試してみたら、どうなるんだろう〟と。


私の身勝手な願望だということは分かっています。

でも、私はもう自分の欲望を抑える事ができなかったのです。


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寝取られ小説 人妻 優子(4)


あれから何日か経っても、私の中で優子を試してみたいという願望は消えませんでした。

ただ、それを実行するかどうかはまだ決意が固まっていませんでした。

もちろん大切な妻である優子にそんな事はできないという葛藤はありましたし、
何しろ、それを実行するには綿密に計画を立てなければなりませんし、あらゆるリスクに対する覚悟も必要です。

それに、その計画には必ず協力者が必要です。その協力者が乗り気になってくれなければ、話は始まりません。

そしてその協力者というのは、もちろん斎藤君の事です。

斎藤君に全てを打ち明け、お願いをしないといけない。

しかしこんな突拍子もない事は、きっと断られるだろうと私は思っていました。

だから、そうなれば私は潔く自分の願望に蓋をするつもりでした。

もしダメならすぐに諦めればいい。聞くだけ聞いてみよう、と。



そしてある日、私は仕事終わりに斎藤君を飲みに誘いました。


「どう?俺が奢るからさ。」


「マジっすか、今井さんから誘ってくれるなんて珍しいですね、もちろん行きますよ!じゃあ俺、適当に女の子誘ってきましょうか?」


「あ、いや、今日は斎藤君と2人だけで飲みたいんだよ。実はちょっと斎藤君に相談したい事があってさ。」


「相談ですか……?そうですか、分かりました。俺、今井さんの話ならとことん聞きますよ。」


「ありがとう、じゃあ後で。」




そして私たちは会社を出た後、とある居酒屋の個室に入りました。


「それにしてもこの前くれた動画、凄いね。もう何回も見てるよ。」


「ハハッ、そんなに気に入ってくれたんですか。それなら俺が前の会社に居た時のやつも渡しましょうか?あと、ナンパした女子大生のもありますけど。」


「いいのかい?じゃあお願いしようかな。」


最初はあのハメ撮り動画の話題で盛り上がっていました。

男同士でこんな下ネタで盛り上がるなんて、学生時代以来でしょうか。

斎藤君は、最近また別の女性社員を口説いているそうで、もうすぐそれも上手くいきそうだと話していました。

そしていよいよ話は本題に。


「それで今井さん、俺に相談って何だったんですか?」


「あぁ、うん……あのさ……斎藤君はさ、人妻とか相手にした事はあるのかい?」


「人妻ですか?沢山ありますよ。」


「沢山?凄いね、既婚者はそういう事するのは難しそうなのに。」


「いや、それが逆に人妻は落とすの簡単なんですよ。世の中、夫への不満を溜めてる人妻なんて沢山いますからね。そういう女はちょっと刺激を与えてやればコロっと落ちますから。」


「そ、そうなんだ……意外だなぁ。」


「フリーの女より彼氏や夫がいる女の方が、普段何かに縛られていると感じている分、そこから解放されたいって願望は強く持ってますからね。そういう女の方がセフレにし易いんです。まぁ俺の経験上での話ですけど。」


私は斎藤君の話を聞きながら、優子の事を思い浮かべていました。

斎藤君は人妻を相手にする事にも慣れている。

この経験豊かな男なら頼んでみてもいいかもしれないと私は改めて思い、決心しました。


私は携帯を取り出し、フォルダーから優子の写真を開き、斎藤君に見せました。


「斎藤君、これを見てみてくれよ。」


「なんですか?おっ!美人さんじゃないですか、誰ですかこれ。」


「この人も人妻なんだけど、どう?斎藤君的にはこの人はストライクゾーンに入ってる?」


「入ってます入ってます、こんな美人さんだったらこっちからお願いしたいくらいですよ。」


「そ、そっか……実はさ、これ俺の妻なんだよ。」


「えっ!?マジっすか。知らなかったなぁ、今井さんの奥さんがこんな美人だったとは。」


斎藤君の反応は好感触でした。

もしかして斎藤君は、この話に乗ってくれるかもしれない。


「それで相談っていうのはさ、この妻の事なんだけど……」


そう言って私は緊張気味に斎藤君に話し始めました。

ずばり、一度妻を口説いてみてくれないかと。

妻の優子は真面目で優しいタイプで、浮気をするようなタイプではないが、実際に私以外の男に誘われたらどんな反応を示すのか見てみたいと。

そして私の性癖についても少し説明しました。


「それって〝寝取られマゾ〟ってやつですか?最近よく見ますよね、ネットとかで。」


「恥ずかしながら、そうなんだよ。ちょっと興味があってね。もちろん妻の事は大切なんだけど、一度だけどうしても試してみたいんだよ。」


「意外だなぁ。でもいいんですか?もし奥さんと俺がそういう事になっても。」


「……あぁ、覚悟はしてる。」


「本当ですか?」


「あ~いや、ごめん、本当の事を言うと怖さもあるよ。妻に限ってそんな事にはならないだろうって信じてる部分もある。でもだからこそ妻がどうなるか見てみたいんだ。怖い物見たさと言うかね。」


「ハハッ、なかなかのマゾっぷりですねそれ。」


「……で、引き受けてくれる?」


「ん~どうしようかなぁ。」


「一応言っておくけど、もし何かあっても私は君を恨んだりはしないから、大丈夫だよ。それだけは心に決めてるから。」


「今井さんが恨んでこなくても、奥さんの方は分からないじゃないですか。こういうのはトラブルがつきものですから。」


「ま、まぁ確かにそうだね……」


「俺でもその辺はやっぱり慎重に見極めてからやってますからね。やると決めたらとことんやりますけどね。今井さん、もう一度奥さんの写真見せてくださいよ。」


「あぁ、いいよ。」


「確かに美人だし、真面目そうな方でいいですね。正直元からヤリマンの女だとすぐ飽きちゃうんですよ。」


「妻はそんな事ないよ。俺以外には学生時代に1人だけ付き合っていた事があるらしいけど、俺と付き合ってからは一途でいてくれてるし。」


「浮気も今まではなし?」


「100%ない。これは断言できるよ。」


「そうですか。でもそんな一途な奥さんを口説いて欲しいって言うんだから、面白いですね今井さんは。」


「それを言われると何も言い返せないよ。自分でも馬鹿な事を言っていると分かっているんだが。」


「後になって悔やむことになっても知りませんよ。」


「……あぁ、今度こそ覚悟は決めたよ。」


「分かりました、じゃあ引き受けますよ。」



こうして私と斎藤君の共同計画はスタートしました。

私は優子の話を斎藤君としている間、ずっとゾクゾクしっぱなしでした。

優子がこのヤリチン男のターゲットになったというだけで、私は興奮してしまっていたのです。


ちなみに斎藤君に「女に振られた事はあるの?」と聞いたら
「そんなの沢山ありますよ、駄目な時は全く相手にされません。今井さんの奥さんにもあっさり断れる可能性のが高いと思いますけどね」と言ってました。

だから私はまだこの時は心に余裕があったんです。

ドキドキ感は味わいたいけど、たぶんあっさり優子が拒絶して終わるんだろうなぁくらいに思っていました。


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[ 2016/03/28 ] TB(0) | CM(0)

寝取られ小説 人妻 優子(5)


それでまずは会ってみないと始まらないという事で、さっそく私は週末に斎藤君を家に呼ぶ事にしました。

(もちろんまだ口説くとかはなしです。斎藤君がとりあえず実際に優子に会って顔を見てみたいと言ってきたのです。)


「土曜日の夜なんだけどいい?酒も飲むから適当に食べる物も作って欲しんだけど。」


「うん、いいよ。来るのはその斎藤さんって方1人だけ?」


「そうだよ、最近他の会社から転職してきた人でさ、なかなか面白い人なんだよ。」


「そうなんだ、じゃあ楽しみだね。料理頑張って作っておくね。」


今までにも会社の人間を家に招いた事は何度かあったから、優子はすんなり了承してくれました。

でも私は、ついに優子と斎藤君が顔を合わせてしまうんだなと、内心かなりドキドキしていました。

そして当日、斎藤君は予定通り家にやってきました。



「どうぞ、上がってよ。」


「お邪魔しまーす。」


私は斎藤君をリビングに案内し、キッチンで料理の準備をしていた優子を斎藤君に紹介しました。


「優子、斎藤君が来たよ。」


「あ、はい。」


私は優子が斎藤君を見てどんな表情や反応をするのかを注意深く横から見ていました。


「どうも初めまして、斎藤と言います。」


「ぇ……ど、どうも、初めまして。」


エプロン姿の優子は斎藤君を見て、一瞬口をポカーンと開けて少し驚いたような表情を見せた後、慌てて斎藤君に合わせるように頭を下げました。

優子は一体何に驚いたのか……それはたぶん斎藤君の容姿に驚いたのだと思います。

何せ斎藤君はかなりのイケメンです。身長は180cm以上あるし、整った顔は小さくてモデルや俳優と言われても全く違和感がないレベルなんですから、優子が驚くのも無理はないです。

斎藤君が入社してきた時も、多くの女性社員が同じような反応を見せていました。

ただ、優子までもが例え一瞬でも斎藤君に見惚れているような仕草を見せたのはショックでした。


「わぁ、噂には聞いてましたけど今井さんの奥さんやっぱり美人さんですね。」


「い、いえそんな……」


逆に斎藤君にそのように言われ、少し照れたような表情を見せる優子。

それにしても優子の前でも斎藤君は爽やかなだなぁと思いました。あんなAVみたいなえげつない物を作っている男にはとても見えない。

優子への褒め方も、イヤらしい感じは表面に全く出ていません。


「優子、もう料理できてるんだろ?」


「あ、うん、今持ってくるね。」


優子がキッチンに戻ると、斎藤君は私にこっそりとこう言いました。


「写真で見るより綺麗な人ですね、家庭的な感じも凄く良いですし、燃えてきましたよ。」


実物の優子は、斎藤君の中で早くも合格点に達したようです。

自慢の妻を褒められて素直に嬉しいのと同時に、斎藤君の〝燃えてきましたよ〟という言葉に夫として自然と危機感を覚えました。

斎藤君は甘いマスクを被ったオオカミだという事を忘れてはいけません。


優子も入って3人での飲みは盛り上がりました。

優子は本当は少し人見知りするタイプなのですが、斎藤君はやはり話が上手い。

面白い話から真面目な話まで、とにかくレパートリー豊富で人を自然と笑顔にさせる。

優子がそんな斎藤君の作り出す空気にすぐに打ち解けていく様子が見て取れましたし、斎藤君が冗談を言う度に優子は笑っていました。

それからこれも優子にとっては好印象だったと思うのですが、斎藤君は身体が大きいからなのか、とにかくよく食べる。
優子が作った料理をそれはもう美味しそうにガツガツと。


「優子さん料理上手なんですね、この焼き鳥丼とか超美味いですよ。」


「わぁ嬉しい!そう言って貰えると頑張って作った甲斐があります。おかわり欲しかったらまだまだありますからね。」


「じゃあおかわり!」


「フフッ、今持ってきますね。」


斎藤君に料理を褒められた優子は明らかに上機嫌でした。

当然私はそれを見てジェラシーを抱いていましたが、2人きりにしたらどうなるんだろうという好奇心も沸いてきたので、試しにトイレに行くふりをして少しの間2人の様子見てみる事にしました。


「ちょっと俺お手洗い行ってくるから。」


「うん。」


2人きりになった優子と斎藤君は、最初少しの間だけ気まずそうな雰囲気がありましたが、斎藤君がリビングに飾ってあったディ〇ニー(某夢の国)の縫いぐるみやグッツを見つけて


「優子さんディ〇ニー好きなんですか?可愛いですね、あれ。」


「はい、大好きなんです。夫にはいい歳してって呆れられてますけどね。」


「そうなんですか、でもいくつになっても楽しいもんですよね。俺少し前まで年間パスポートでしょっちゅう行ってましたよ。」


「え~いいなぁ、羨ましい。」


「今井さんは付き合ってくれないんですか?」


「あんまり興味ないみたいで、結婚する前は何回か一緒に行ってたんですけど、その時もあんまり楽しそうにしてなかったら、もうあんまり誘えないかなぁって。
最近は旅行と言ったら温泉とかになっちゃってますね。それはそれで良いんですけど。」


「そうですか、確かに今井さんがディ〇ニーで喜ぶ姿はあんまり想像できないですね。」


ちょっとした俺への不満を出しつつ、2人は楽しそうにディ〇ニーの話で盛り上がっていました。

結構良い雰囲気だったから、斎藤君に笑顔を向ける優子に私はハラハラドキドキしていました。

しかし、それは私が極端にそういう目線で見ているからであって、少し冷静に考えて普段の優子を思い出してみれば、女友達と話している時も優子はいつもこんな感じなんです。

いつも笑顔でうんうんって言いながら人の話を聞いています。

だから別に驚くことでも、嫉妬するような事ではないはずなのです。

こんな初対面の相手に優子がいきなり惚れる訳がないよな、と自分に言い聞かせて、私はリビングに戻りました。


「何?ディ〇ニーの話?」


「今井さん優子さんをディズニーに連れて行ってあげてくださいよ、優子さんミラコスタに泊まりたいらしいですよ。」


「あ~あのホテルって高いんじゃないの?」


「そんな事ないですよ、今井さんの給料なら余裕ですよ。」


「でも俺どうもああいうメルヘンチックなの苦手なんだよね。」


「ほら言ったでしょ?頼んでもダメなんだよ。」


優子は不貞腐れたように頬っぺたを膨らませていました。

ただ、これもいつもの事で、別に優子は本気で怒っている訳ではありません。


「いーもん、今度友達誘って行っちゃうから。」


それで、その後も少し3人で飲んでいたんですが、もう夜も遅いしって事で、そのまま斎藤君は家に泊まっていく事になりました。

これは事前に、遅くなったら泊まっていけばいいよと言ってあったのでイレギュラーな事ではありません。優子にも事前にそう話してありました。

以前会社の人間が遊びに来た時も泊まっていきましたし、優子の友達が泊まっていった事もあります。だから我が家にとっては来客が泊まっていくのは別に珍しい事ではないんです。

寝る場所は私と優子は2階の寝室、斎藤君は1階の座敷部屋で。

で、私は寝室のベッドで、優子に斎藤君の印象を少し聞いてみました。


「斎藤君イケメンだったろ?驚いた?」


「あ~うん、ね、背高くてね。」


「ドキっとしちゃった?」


「別にドキっとはしてないけど……面白い人だよね、会社でモテてるでしょ?」


「そりゃもう、女性社員はみんなメロメロだよ。」


「やっぱりそうだよねぇ。」


と、まぁ優子は斎藤君のカッコ良さは認めてました。「目の保養になるよね」みたいな感じで。

ただ、この時点では少なくとも、優子に斎藤君を異性として見ているような雰囲気はありませんでした。

カッコイイと言っても、それはどちらかと言うと鑑賞物としての意味の方が大きく、まさに芸能人に言うのと同じような意味だったと思いますし、
「面白い人だよね」という言葉にも、〝良い友達になれそう〟というような意味合いが大きかったと思います。

とにかく、斎藤君に対して悪い印象は持っていない様子でしたが、だからと言って会社の女性社員達のように斎藤君に一目惚れした訳ではなかったようだったので、安心しました。

やはり優子は優子です。そう簡単に目移りするような女ではありません。



そして後日、会社で斎藤君の方にも改めて優子の感想を聞いてみました。


「優子さん、真面目そうで良い人ですね。」


と、斎藤君も冷静にその辺りは分析していて、優子が簡単に男に流されるような女ではないという事は第一印象で察していたようです。

手応えも聞いていみると、「いやぁ、分かんないですね。普通に難しいと思いますよ」と謙虚な感じ。

斎藤君によると、不倫願望みたいなものを持ってる人妻は話したらすぐ分かるけど、優子からは全くそれが感じられなかったと。

そして斎藤君はその後こう言ってきました。


「今井さんがいいなら、優子さんの事はじっくり時間を掛けてやりたいと思ってるんですけど、どうします?続けますか?」


「じっくりって、どれくらいの期間で?」


「1ヶ月か2カ月くらいですかね。現状では無理でもあと何回か会って話をさせてもらえれば、もしかしてチャンスがあるかもしれませんから。」


〝チャンスがあるかもしれない〟その言葉にやはり私はドキっとしてしまいます。

可能性はゼロじゃない。

だったらもう少し様子見程度に優子を試してみたい。

私は斎藤君からの提案を了承し、計画は続行する事になりました。



あ、ちなみに斎藤君が来た翌週に私と優子はディ〇ニーランドへ行きました。

なぜ急にそんな気になったのかは、自分でも分かりません。

でもきっと、これも嫉妬からの行動でしょうね。なんだかんだで、私は斎藤君には絶対に優子を取られたくないという気持ちが強かったんだと思います。

優子は大喜びで、当日もずっと楽しそうにしていました。

私は優子の子供に戻ったような無邪気な笑顔を見ながら、ディ〇ニーには全く興味は無いけど、優子のこの笑顔が見れるならこれからも来てもいいかなと思いました。


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