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官能小説 青春の人 佳代ちゃん(1)


俺の青春の人、と言えば佳代ちゃん。

佳代ちゃんは俺の高校時代の同級生で、3年間部活もバスケ部で一緒だった(当然男女で別だけど)。

1、2年はクラスも同じだったし、部活も体育館で随分と長いこと一緒の時間を過ごしていたから、その分思い入れは深いというか……今でも高校時代の佳代ちゃんの事は鮮明に思い出せる。

明るくて優しくて清潔感があって、バスケ部だけど身長は平均くらいの小柄なタイプで、可愛かった、すごく、うん。

美人だったり可愛い子の条件として、髪質ってあると思うんだ、佳代ちゃんは綺麗な黒髪をしていた。

艶々の黒髪で、普段は下してるんだけど、部活の時だけはポニーテールみたいにしてて、それもよく似合っていて可愛かった。

で、俺はそんな佳代ちゃんの事が好きだった。

いや、好きと言うよりも憧れに近いかな。

どう考えたって俺が佳代ちゃんの恋人になれるなんて思えなかったからね、実際にそうだったし。

俺が引っ込み思案の大人しい性格なのに対し、佳代ちゃんは男女隔たりなく社交的で、女子バスケ部では副キャプテンもやっていたくらいだから、しっかりしていて、同級生だけど俺からしたらお姉さん的な存在でもあったと思う。

まぁでも、しっかりしていると言いても佳代ちゃんはお堅い性格って訳じゃなく、結構お茶目というか、声も高くて可愛いし仕草も女の子女の子してるし、ちょっと天然ぽいところもあったりして、やっぱり美人と言うより可愛い感じ。

可愛いって言い過ぎてるな……でも可愛いんだから仕方ない。


佳代ちゃんとの思い出で特によく覚えているのは、俺が風邪で学校を休んだ時に担任以外で唯一連絡をくれたのが佳代ちゃんだったこと。

「ナオ君大丈夫~?明日は元気で学校で会いたいよぉ(´・ω・`)」みたいなメールを送ってきてくれて、それが凄く嬉しかった。(ちなみに俺の名前はナオヒロ)

今思えば、そのメールが切っ掛けで俺は佳代ちゃんに夢中になっていった気がする。

あとは高校時代、よく夜に佳代ちゃんと電話をしていた事。

最初は佳代ちゃんから突然に「元気~?」みたいな電話が掛かってきて、そこから何気ない会話を夜眠くなるまでした。

佳代ちゃんはやっぱり女の子だからおしゃべり好きというか、その時は誰か話し相手が欲しくて俺に電話してきたんだと思う。

俺は緊張してあまりしゃべれなかったけど、佳代ちゃんは学校の先生の事とか、誰と誰が付き合いそうだとか、そういう恋愛話なんかをずっとしてた。

佳代ちゃんにとっては友人の内の一人である俺になんとなく電話しただけの事だと思うんだけど、それが俺にとっては幸せな時間だったし、今となっては一生の思い出になっている。

あと、部活の試合の時ね、佳代ちゃんはいつも「ナオ君頑張れー!」って下手くそな俺を真っ直ぐに応援してくれた。佳代ちゃんは声大きいから会場でちょっと恥ずかしいんだけど、それでも嬉しかった。

なんだろう、やっぱりあの真っ直ぐさが、彼女の魅力だったなぁ。

俺をどういう風に見ていたのか分からないけど、きっと弟みたいに思っていたのかもしれない。

でもあんな可愛い子にあんな風に声援を送られたら、好きにならない訳がないよ。



そんな憧れの佳代ちゃんですが、残念ながらその高校時代にすでに彼氏がいました。

相手はバスケ部の一個上の先輩で、沢村さんって人。

容姿はどっちかと言えばカッコイイ部類に入ると思う。

高校2年の終わり頃からかな、付き合いだしたの。

佳代ちゃんが先輩に告白されて、その時に俺、佳代ちゃんに電話で相談されて結構辛かった。

それまで女の子から恋愛相談なんて受けた事がなかった俺は、「沢村さんは後輩の面倒見も良くて良い人だと思う」と、沢村先輩の人柄に関して俺の率直な感想を佳代ちゃんに伝えた。

後日、佳代ちゃんから沢村先輩と付き合う事になったと伝えられた。

佳代ちゃんにとって初彼氏だったから、「わぁ~どうしよう、私ちゃんとした彼女さんになれるかなぁ?」と少し惚気て嬉しそうに言っていたのを覚えてる。

良い彼女になれるに決まってるじゃないか、佳代ちゃんみたいに可愛くて優しい女の子を彼女にできる男は世界一の幸せ者だよ。

本当に俺はそう思っていたし、佳代ちゃんと付き合える沢村先輩が羨ましかったし、それなりに嫉妬もした。

幸い、沢村先輩はすぐに卒業して大学へ行ったので二人がイチャイチャしているような所を学校で見る事は殆どなかった訳だけど、俺も年頃の男子高校生でしたからね、色々想像はしちゃってましたよ。

休みの日なんか、今頃佳代ちゃんは先輩とデートでもしてんのかなぁとか、悶々とね。

もちろん、性的な事も。

もうキスとかしたのかなぁとか、セックスしちゃったのかなぁとか。

いや本当に、あの頃はそれをずっと心配してた気がする。

心配も何も、男女が恋人同士になったらしない訳がないんだけどね。

でも学校で会う佳代ちゃんは何も変わった様子がなくて、それまでと同じように笑顔で俺に話しかけてくれて……だからそんな佳代ちゃんが先輩とキスしたりセックスしたりしてるなんて、いまいち現実味がなかったし想像できなかった。


で、そのまま俺達も3年になり、大学受験を終え、高校を卒業して大学生になった。

俺は普通の私立大学へ、佳代ちゃんは女子大へ進学した。

その頃まだ佳代ちゃんは沢村先輩と付き合っていたから、俺もこれで佳代ちゃんとはお別れだなと思ってた。

会うとしても同窓会と成人式くらいか……って。

良い区切りだと思ったよ、これで俺の青春も終わりにする事ができるって。

でも、大学に入ってすぐ、俺は佳代ちゃんと再会することになった。

それは大学のバスケサークル。

俺は下手でもバスケが好きだったから大学でもバスケサークルに入った訳だけど、そこにまさか佳代ちゃんがやってくるとは思わなかった。

しかも佳代ちゃんは女子バスケじゃなくて、男子バスケサークルに入ってきた。つまり、マネージャーとして。

なんでも、うちのサークルの女子マネージャーは毎年他大学から連れてくる方針なんだとか。

それで女子大に勧誘しに行った先輩達が連れてきたのが、佳代ちゃんだったって訳。

佳代ちゃんは女子大でできた女友達と2人でうちのサークルにやってきた。


「あれ?ナオ君?わーナオ君だー!」


って、俺を発見して嬉しそうに手を振る佳代ちゃんを見て、忘れるつもりだったのに俺は再び佳代ちゃんに胸を鷲掴みにされたような気分になった。

まだ高校を卒業してそんなに経っていないのに、女子大生になった佳代ちゃんは、さらに可愛くなっているように見えた。

着ているのが制服じゃなくて私服になったからそう見えたのかもしれない。髪は高校時代より少し長くなっていたけど、綺麗な黒髪はそのままだった。

俺が「なんでマネージャーなの?」と聞くと、佳代ちゃんは「うん、もう選手はいいかなぁっと思って。ほら、私結構応援とかも好きだし」と言っていた。

まぁでも佳代ちゃんは最初は男子バスケのマネージャーになるつもりはなかったらしく、本当はバスケとは関係ない別のサークルを探していたのだけど、その途中でうちの先輩達に声を掛けられて、一緒にいた友達の方がその話に乗り気になったらしく、一緒にマネージャーをやってほしいとその友達に頼まれて引き受けたらしい。

それで結局、俺は大学でも月に何度か佳代ちゃんと会う生活を送る事になった訳だけど、なんだかんだで、佳代ちゃんに会えるのは正直嬉しかった。

高校時代の失恋の痛みが完全に無くなった訳じゃなかったけど、佳代ちゃんは女子大生になってさらに可愛くなったし、目の保養になるというかね、彼女の笑顔を見るだけで、やっぱり俺は癒されてしまうんだなぁと思った。

でも……まさかその後、俺が佳代ちゃんのあんな姿を見る事になるとは……その時は想像もしてなかった。


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[ 2016/04/16 ] TB(0) | CM(0)

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