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寝取られ小説 人妻 優子(10)



そして夕方、定時の仕事が終わると、さっそく斎藤君が私の所に来ました。


「今井さん、いよいよですね。」


斎藤君は帰り支度をすでに済ませていて、手には少し大きめのバッグを持っていました。


「準備は万端ですよ。撮影に使うカメラもここに入ってます。」


「随分と大きなバックだね。」


「カメラが沢山入ってますから。俺の拘りですよ、良い物を撮るにはこれくらいは用意しないと。」


「でも目立たないか?もし優子にバレたら……」


「大丈夫です、設置もバレないように上手くやりますよ。まぁでも、そこまで撮影する事になるかどうかは優子さん次第ですけどね。もし断られたらそれまでです。」


「そ、そうだね……。」


「じゃあ今井さんも優子さんへの連絡、計画通りお願いしますね。」


「あぁ、分かったよ。」


そして斎藤君は会社を出て、家へと向かいました。

私も予定通り優子に最初の電話をします。


「もしもし優子?あのさ、悪いんだけど俺だけまた残業になっちゃってさ。優子と斎藤君で先にやっててくれないか?斎藤君はもうそっちに向かってるから。」


『え~また?何時頃帰って来れるの?』


「それがまだ分からないんだ、でも終わり次第すぐ帰るからさ。」


『う~ん、そっかぁ……仕事なら仕方ないよね。』


「悪いな……あ、優子。」


『ん?なに?』


「あ、いや、何でもない……なるべく早く帰るから。」


『うん、待ってるね。』


電話を切ると、私は大きくため息をつきました。

もうすぐ斎藤君は家に着くでしょう。そこからは優子と斎藤君の2人きりの長い長い時間のスタートです。

当然私は落ち着いて仕事などできるはずがありません。

私は残業も程々にして会社を出ると、駅近くのネットカフェに入りました。

しかしネットをしたり漫画を読んだりしても気分が紛れる事はありません。

優子の事が気になって気になって仕方ない。

そして私はついには我慢できずに、斎藤君にメールを送ってしまいました。


〖今どんな感じ?〗


斎藤君からのメールは20分程してから返ってきました。


〖今優子さんと一緒にピザ作ってます。でも前回の事があるからなのか、ちょっと警戒されてますね(苦笑)〗


やはり優子はキスをされた事を気にしているみたいです。ただそれでも斎藤君の文章からは余裕が感じられます。余程自信があるのでしょう。

そして私はさらにこうメールを送りました。


〖メールでいいからできる限りでそちらの状況を随時報告してほしいんだけど。〗


〖了解です。〗


いくら2人の事が気になっても、まさか家に覗きに行く訳にはいきません。

今私にできるのは斎藤君から送られてくるメールをただ待つ事だけです。

もどかしい気持ちはありますが、仕方ありません。


斎藤君からの2回目の報告はそれから1時間程経った頃に来ました。


〖今一緒にピザ食べてます。結構良い雰囲気ですよ、ちなみに酒も飲んでます。〗


〝良い雰囲気〟という文字に、私の心は早くも焦り始めました。

そしてそれから少しして斎藤君から今度は電話が掛かってきました。この電話は計画にはなかったので、私は少し動揺しながら電話に出ました。


「……もしもし」


『あ、今井さん?斎藤です、今優子さん隣にいるんですけど、何時ごろ帰って来れますかね?』


斎藤君が〝優子が隣にいる〟とわざわざ言ったのは、この電話が演技である事を私に伝えるためでしょう。斎藤君は私が帰って来ない事は事前に知っているのですから、本来なら聞く必要はないのです。

でもなんで急に電話なんか……。


「斎藤君、これはいったい……」


『今井さんが早く帰って来ないから優子さんが怒ってるんですよ、もう俺の手に負えなくて。ずっと機嫌悪いんですよ。』


斎藤君がそう冗談っぽく言うと、後ろから優子の『もぉ怒ってないってば~』という笑い混じりの声が聞こえてきました。

そこでようやく気付いたのですが、おそらく斎藤君は私に〝良い雰囲気〟とやらを伝えるために電話してきたのでしょう。私の嫉妬心を煽るために。

これは挑発に近い。

どうやら斎藤君もドS男として、この寝取りプレイを存分に楽しむつもりみたいです。


『じゃあ優子さんに代わりますね。』


そう言って斎藤君は私の返事を待つことなく勝手に優子に電話を渡しました。


『もしもしフミ君?私怒ってないからね。斎藤君が酔っ払って変な事ばかり言うの。』


「あぁ、分かってるよ。そっちは盛り上がってるみたいだね。」


『ごめんね、お仕事中なのに。』


「別にいいよ。」


『フミ君はまだお仕事終わらない?』


「ごめん、もうちょっと掛かりそうなんだよ。」


『そっか……ピザはもう焼けてるからね。』


すると、電話越しに優子の後ろから斎藤君の
『今井さ~ん、早く帰って来ないと俺がピザ全部食べちゃいますよぉ』
という声が聞こえてきました。

それに対し優子はクスクスと笑いながら
『駄目だよぉ、それはフミ君のために取ってあるんだから、もぉホント斎藤君食べ過ぎ』
と斎藤君に言っていました。


『もしもし、ピザはフミ君の分もちゃんと取ってあるから安心してね。』


「はは…分かったよ。斎藤君は今日も泊まっていくって?」


『ん~分かんない、ちょっと聞いてみるね。』


そう言った後、また電話を越しに斎藤君と会話する優子の声だけが微かに聞こえてきました。


『斎藤君、今日泊まっていく?
違うって、ウフフ、そういう意味じゃなくて、いつもみたいにって事。
……だからもぉ、フミ君に聞かれたの。
え?私?私は別にどっちでもいいけど……じゃあ泊まっていくって事ね?』


優子と斎藤君のやり取りは、とても楽しそうというか、まるでカップルがイチャついているかのような雰囲気で、それが電話越しから伝わってきました。

もちろんそれは私の嫉妬心を刺激しましたし、不安も大きくなっていきます。


『もしもしフミ君、斎藤君今日も泊まっていくって。』


「……そ、そっか。じゃあ帰る頃にまた連絡するから。」


『うん、お仕事頑張ってね、遅くなってもちゃんと待ってるから。』


優子の声はテンションが高いというか、酒が入っているのもあるかもしれませんが、少し気が大きくなっているように感じました。

そしてあの2人の楽しそうな会話、電話越しでも分かる2人の近い距離感。嫌な予感しかしません。

しかしそれでも私はこの計画を止められない。


電話を切った後、私は引き続き斎藤君からの報告を待ちました。

そしてそれから1時間後、次は斎藤君からこんなメールが届きました。


〖2人で飲み続けてるんですけど、かなりいい感じなんで、そろそろ少しずつ仕掛けてみます。〗


そのメールを見て、私の胸はバックンバックンと大きな音を立て始めました。

……優子……大丈夫だよな?

しかし不安になっている私にさらに追い打ちを掛けるように、その30分後にはこんなメールが届きました。


〖優子さんやっぱり押しに弱いですね。俺の経験上、この感じだとイケちゃいますよ。〗


〝この感じだとイケちゃいますよ〟

その文字を見た私は大きく動揺し始めました。


――どうしよう……どうしよう……本当に優子が斎藤君と……いいのか?本当にこれでいいのか?――


〝妻が寝取られる〟という現実が一気に押しかかってきて、胸が押しつぶされそうです。


そして私が半ばパニックになっている所に、ついにこのメールが……


〖そろそろ今日は帰れない事を優子さんに伝えてください。その後優子さんを口説きます。もし優子さんが落ちたら、しばらく連絡できませんのでそのつもりで。〗


ついにこの時が来てしまった……

ずっと想像だけでしていた事が、とうとう現実に降りてきてしまったのです。

私はグッと携帯電話を握りしめたまま考え込みました。

そして最後の電話をする前に、もう一度だけ私は斎藤君に確認のメールを送りました。


〖優子は今どんな感じなの?酔っ払ってるの?〗


〖飲んでますけど酔っ払ってはいないですよ。それと正直に言うと実はすでにキスはしちゃいました。この前よりガッツリと。それでも優子さん殆ど嫌がってないので、すみませんけどこれ、口説いたら優子さん確実に股開くと思いますよ。なのでそのつもりで覚悟が決まったら電話掛けてください。〗


私はネットカフェの席で1人、顔面蒼白になっていました。

俺がいない間に優子はまた斎藤君とキスを……。

やはり優子の中には浮気心があるのだろうか。

信じたくはないけど、そうとしか思えない。

でも私の中にそれに対する怒りはありません。

あるのは絶望感と、本当に優子は斎藤君に身体を許すのか、股を開くのか、それを試したい、確認したいという欲求だけでした。

私は震える手で優子に電話を掛けました。


プルルル……プルルル……


『はい、もしもし』


「……」


優子が電話に出て、私は最初、緊張と不安でなかなか声を出せずにいました。


『もしもし?フミ君?』


「ゆ、優子……」


『うん、どうしたの?お仕事終わった?』


電話の越しの優子の声のトーンは先ほど電話した時とあまり変わりませんでした。

もし斎藤君にメールで教えてもらっていなければ、まさかその間に優子が斎藤君とキスをしていたなんて、私には分からなかったでしょう。

私はそんな優子の声を聞いて、覚悟を決めました。


「いや……そ、それがまだまだ終わりそうになくてさ、実は今日はもうこっちに泊まる事になっちゃったんだよ。」


『えっ、会社に泊まるの?』


「あぁ、どうしても明日までにやらないといけない事ができちゃってさ、もう泊まり込みでやらないと間に合わないから。」


『……じゃあ、今日はもう帰って来れないって事?』


「そうだね、悪いな。」


『そ、そっか……。』


仕事が長引いて会社に泊まるというのは以前にも何回かあったので、優子も初めての事ではないですが、今日は斎藤君が家にいるのだから事情が違います。


「ごめんな、せっかくピザ焼いてくれたのに。」


『ううん、いいよ、温めれば明日でも食べれるから。』


優子がそう言った後、私達はお互いに少し沈黙しました。


「……」


『……』


たぶん優子も斎藤君の事を考えていたんだと思います。

私が帰って来ないという事は、今夜一晩、斎藤君と2人きりで過ごすという事なのですから。

だから私はあえて自分から斎藤君の名前を出して優子の反応を見ました。


「ああ、そういえば斎藤君がいるんだったね。」


『ぇ……う、うん……』


優子は少し動揺しているようで、斎藤君の名を出した途端に声が小さくなりました。


「斎藤君は泊まっていくんだったよな?」


『……うん。』


「斎藤君に電話代われる?」


『う、うん……ちょっと待ってね。』


そう言って優子は斎藤君に電話を渡しました。


『もしもし、どうしたんですか今井さん。』


もちろん電話の向こうの斎藤君は優子の前なので演技をしています。


「もう優子には明日まで帰らないって伝えたから。あとは斎藤君に任せるよ。」


『あ~そうですか、会社に泊まりですかぁ。分かりました、はい……いいですよそんな気にしないで。は~い了解しましたぁ。』


斎藤君は1人で適当にそれっぽく言うと、優子に電話を戻しました。


「もしもし優子?そういう事だから斎藤君の事宜しく頼むな。大丈夫だよな?」


『……うん。』


「玄関の鍵締めて、戸締りだけは気をつけてな。あと何かあったら夜中でも電話してくれればいいから。」


『うん、分かった。』


「……じゃ、じゃあ……」


『あっ、フミ君!』


「ん?なに?」


『あの……えっと…明日は何時頃に帰ってくるの?』


「明日?そうだなぁ……夜にはならないと思うけど。」


計画では斎藤君からの〝撮影の時間はたっぷり欲しい〟という要望で私は午前中は帰れない事になっています。


『午後になるって事?』


「そうだね、午前は無理だと思う。」


『そ、そっか……じゃあまた帰る前に連絡くれる?ご飯の用意しておくから。』


「あぁ、分かった、会社を出る時に連絡するよ。」


『うん。』


「……あ、もうこんな時間か……優子はまだ斎藤君と飲んでるの?」


『う、うん……でももう寝ようかな。』


「そうか……じゃ、じゃあ明日な。おやすみ。」


『うん、明日待ってるね。おやすみなさい。』


そして私は電話を切りました。

これで私がこの計画でやるべき事は終わり。

あとは結果を待つだけです。が、私はやはり居ても立ってもいられなかったんです。


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[ 2016/03/28 ] TB(0) | CM(0)

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